【講義概要】
本講義は実践的な保健体育の内容の理解を深め実践的な指導法を習得することが目的である。具体的には教科「保健体育」について中学校及び高等学校学習指導要領・保健体育編に示された目標、学習内容、指導法について適切な指導方法論及び指導技術・技能を学習していく。そのために、単元や年間学習計画の作成、学習評価、教材、安全対策と障害予防などの理解と教科としての特性を理解する。さらに、実践的な理解と指導法を深めるために、保健領域と体育領域の具体的な内容の理解と指導法の実際を理解し、学習指導案を作成して模擬授業を行い、実践的指導力を身につける。加えて学校体育の諸活動についても、目的と実践的な運営方法を学ぶ。
【学習到達目標】
・学習指導要領・保健体育編に示された目標、学習内容、指導法の基本的な事項について理解することができる
・体育領域、保健領域について実践的な指導案を作成することができる
【履修上の注意】
本講義は保健体育の教員免許に必修の教職に関する専門科目であり、第4年次に行う教育実習の実践的力量の基礎となるため、教員採用試験の受験はもちろんのこと、教員免許状取得だけでなく、卒業後に教職に就くことを目指すものが履修する科目である。
教科書である「学習指導要領―保健体育編ー」を必携し、積極的に授業に参加すること。
【事前準備学習】
授業内容についての復讐を欠かさず、「学習指導要領―保健体育編ー」を熟読しておくこと。
また模擬授業殿の実習を行うので、指導案を作成するための情報収集等を行うこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『中学校学習指導要領-保健体育編』 文科省 東山書房 『高等学校学習指導要領-保健体育編』 文科省 東山書房 |
参考書 | 『新しい保健科教育』 教育出版 『保健体育科教育法』 杉山重利 高橋健夫 園山和夫 修館書店 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験60% 平常点40%
試験は、期末試験の結果から評価する
平常点は授業の際、提出するワークシート、授業態度等から判断して評価する
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 保健体育科教育法の概要・理念 | |
2 | 保健体育科教師論 | |
3 | 保健体育の教育内容と教材 | |
4 | 学校保健と保健科教育 学校保健の概念 | |
5 | 学習指導要領総則「健康に関する指導」 | |
6 | 中学校、高等学校の保健学習 目標及び内容の構成 | |
7 | 単元のねらいと指導の要点 | |
8 | 学習指導案作成の基礎 | |
9 | 学習指導案の作成① | |
10 | 学習指導案の作成② | |
11 | 板書計画の基礎 | |
12 | 模擬授業① | |
13 | 模擬授業② | |
14 | 模擬授業の振り返り | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |
17 | 高等学校の保健学習 目標及び内容の構成 | |
18 | 単元のねらいと指導の要点 | |
19 | 学習指導案作成の基礎 | |
20 | 学習指導案の作成③ | |
21 | 学習指導案の作成④ | |
22 | 板書計画の基礎 | |
23 | 模擬授業③ | |
24 | 模擬授業④ | |
25 | 模擬授業の振り返り | |
26 | 学習指導案の作成⑤ | |
27 | 学習指導案の作成⑥ | |
28 | 板書計画の基礎 | |
29 | 模擬授業⑤ | |
30 | 模擬授業⑥ | |
31 | 模擬授業の振り返り、まとめ | |
32 | 定期試験期間 | |