【講義概要】
本講義は、簿記一巡の手続きにおける中級レベルの商業簿記を修得することを目的とする。
具体的には、日本商工会議所主催の簿記検定2級(日商簿記2級)の商業簿記の範囲を中心に展開する。
複式簿記にもとづく簿記システムを通して、企業の様々な取引を記録する処理方法を学習し、企業の経営成績や財政状態を測定する仕組みを理解する。
【学習到達目標】
商業簿記検定2級レベルの簿記技術を修得する
各種簿記取引の意味を理解する
【履修上の注意】
簿記初級、簿記中級の内容を理解していることを前提に講義を展開するため、事前もしくは同学期に履修すること。
電卓(10桁以上)を用意すること。
【事前準備学習】
簿記初級、簿記中級で学んだ内容を復習しておくこと。
難解な取引も増えるため、理解できなかった内容は講義中に質問し復習することをお勧めする。
講義と並行して日商簿記検定2級の受験をすることが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は初回講義時にお知らせします。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎講義時の課題30%、期末試験70%で評価する。
学則の規定を満たしていない者は期末試験の受験資格を失う。
私語や遅刻等、受講マナーの悪い学生は退出及び失格とする。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 現金預金取引(1) 銀行勘定調整表 | |
3 | 現金預金取引(2) クレジット売掛金、債券の譲渡 | |
4 | 手形取引(1) 手形の裏書と割引 | |
5 | 手形取引(2) 手形の更改と不渡 | |
6 | 手形取引(3) 電子記録債権・債務、営業外取引での手形 | |
7 | 有価証券取引(1) 有価証券の区分 | |
8 | 有価証券取引(2) 評売買目的有価証券 | |
9 | 有価証券取引(3) 満期保有目的債券 | |
10 | 有価証券取引(4) 子会社株式、関連会社株式、その他有価証券 | |
11 | その他の債権・債務取引(1) 債務保証、未決算 | |
12 | 商品売買取引(1) 3分法、割引と割戻、売上原価の計算 | |
13 | 商品売買取引(2) 販売のつど売上勘定に振り替える方法 | |
14 | 商品売買取引(3) 棚卸減耗と商品評価損 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |