【講義概要】
現代企業を取り巻く環境はサービス経済あるいは経験経済にあって、その経営管理にサービス・マネジメントのアプローチを重視し取り入れる時代にあります。本科目は、近年の経営学研究において、また実務家からも注目を浴びるサービス・マネジメントの基礎的な理論について論じます。まずサービスの概念の理解に始まり、後半では、サービス・マネジメント・システムといった理論モデルをもってサービス志向の経営管理について学びます。
なお、3年次の専門演習にて蒲生ゼミを希望する学生は本科目の履修を前提条件としていますので必ず受講してください。
【学習到達目標】
講義のなかで解説する理論ならびに事例について理解し、身につけた知識をもって周辺の事例に応用して考察できるようになることを本科目の学習の到達目標とします。目標達成には、講義時間外の事前事後学習にも積極的に取り組む必要があります。
【履修上の注意】
本科目はテキストならびにスライド(PPT)を用いた講義形式で展開します。真剣に聴講しノートを取るようにしてください。また、視聴覚教材を用いたケーススタディも予定しています。指定されたテキスト以外にも、適宜資料を配布します。中間試験(2回の小テスト)では理論の基礎理解を問うため持込物件は認めず、期末試験はテキストならびに自筆ノート、その他配布資料の持込を許可します(※他者に自筆ノートを貸したりコピーさせないようにしてください)。
また、受講の注意として、場合によっては受講者の座席を指定し受講環境を整えますが、他の受講生の迷惑になる行為(私語、携帯電話・スマートフォンでの遊戯、スライドの撮影等)が目立つ者は退出していただき、それ以降の受講及び単位認定は認めません。
なお、授業の進捗状況によって講義テーマを調整しますので注意してください。
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。また、講義ノートを定期的に整理し内容の復習をしておくことをおすすめします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『サービスマネジメント入門—ものづくりから価値づくりの視点へ 第3版』 近藤隆雄 生産性出版 2007 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験(中間40%+期末60%)+受講態度+リアクションペーパーの総合評価
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス:サービス経済 | |
2 | サービスの基礎理解①優れたサービスとは | |
3 | サービスの基礎理解②サービスの定義と構造 | |
4 | サービスの基礎理解③サービスの特性 | |
5 | サービスの基礎理解④サービスの価値と品質 | |
6 | ケーススタディ:旭山動物園 | |
7 | 小テストと解説 | |
8 | サービス・マネジメント・システム | |
9 | サービス・マネジメントの課題①戦略 | |
10 | サービス・マネジメントの課題②マーケティング | |
11 | サービス・マネジメントの課題③組織と人材 | |
12 | ケーススタディ:星野リゾート | |
13 | 小テストと解説 | |
14 | 情報技術の発展と医療 | |
15 | 全体のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |