名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限【教養】教育学春A名古屋 21松本 浩司AO1310

【授業情報】

表示する



講義概要

(概要)
 私たちは、家庭や学校、地域、職場(アルバイト)において教育を経験してきています。その経験は、教育をされる側としてのものが多いかもしれませんが、兄姉や年長者、先輩として、教育をする側としてのものもあるでしょう。
 私たちは、その経験を基に、教育に対する「持論」をもっています。その「持論」には、学習(学び)や知識に対する考えも含むでしょう。
 しかし、学術的な知見に照らしてみると、「持論」には偏見に近いものも多くあります。
 教育学は、そのような「持論」から一歩踏み出して、学術的な観点から、教育を見つめ直そうとする営みです。
 教育学を学ぶことによって、教育に関するあなた自身の経験を新しい見方で捉えなおすことができるでしょう。また、いまのみなさん自身にかかわる、大学で学ぶことの意味や、ひいては、これからの人生においての学ぶことの意味をよりよく考えることができるようになるでしょう。

(授業の方法)
 講義のほか、「LTD学習法」による教科書の講読、基礎課題の制作と発表、小テストを行います。「LTD学習法」では、複数のステップからなる予習をふまえて、グループ学習を通じて、教科書の理解を深めます。大学において必要不可欠な、文献の読解力を鍛えることができます。ただし、最適な学習方法は一人ひとり異なることから、「LTD学習法」によらない個人・グループ学習を行っても構いません。どのような学習方法を選択するかは、受講生の自由と責任とします。
 また、授業中において、グループ学習や課題への取り組みを行うときなどは、時間の許す限りにおいて教員による個別指導を受けることもできます。オフィスアワーでも対応します。
 くわえて、小テストは、各回10~15問程度を出題し、持ち込み不可とします。小テストと同じ問題を、自学自習で練習できるようにします(小テスト1週間前を目処に準備します)。2回のまとめテストと挽回テスト(いずれも小テストと同問)も行います。



【学習到達目標】

1.学術的な知見を通じて、教育や学習を客観的かつ多面的に理解する。
2.日本におけるこれまでとこれからの教育のあり方について知り、考えることができる。
3.これからの人生においての学ぶことの意味をよりよく考えることができる。
4.文献の読み方を身につける。
※大学ディプロマポリシーとの関連:知識・技能1) 人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付けている。



履修上の注意

授業中の取り組みにおける行為・態度がとくに優れている者・劣っている者は、それぞれ評価に反映させます。
・優れた態度:授業での積極さ・活躍。積極的に教員に質問する。その他、他の学生の模範となる行為。
・劣った態度:教員・他の学生への侮辱的な発言・行為、他の学生の迷惑となる行為。



【事前準備学習】

受講前においては、教科書の予習、授業後においては、教科書の復習、小テストに向けた自学自習、主体的な発展的学習、成績評価のための課題に取り組みます。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『『なぜヒトは学ぶのか:教育を生物学的に考える』 (講談社現代新書)』 安藤寿康 講談社 2018
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書一覧

評価方法

・小テスト40点、まとめテスト30点、基礎課題20点、発展課題10点
・合計60点以上かつ基礎課題5点以上を合格
・挽回テストの得点(1問につき0.5点、最大20点)を小テスト・まとめテストの満点まで加点する。
・基礎課題:いずれもパワーポイントスライド1枚で制作する。 (1)教科書の要約と自分の考え、(2)学校教育(子育て含む)が抱える問題についてのコンセプトマップと考えたこと、(3)これからの人生においてどのように学習と向き合うか
・発展課題(例):指定図書1冊について、学んだことをパワーポイントで表現する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2大学において求められる学びの態度や方法
3学校教育のこれまで
4学校教育のこれから
5LTD学習法とその予習法の説明(序章で練習)
6LTD学習(第1章)
7LTD学習(第2章)
8LTDグループ活動(序章)
9LTDグループ活動(第1章)
10基礎課題1の制作(第3~4章)
11基礎課題1の制作(第5章以降)
12遺伝とは/教育とは
13基礎課題2の制作
14基礎課題3の制作
15基礎課題の改善や発展課題への取り組みと提出
16定期試験期間