名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限【教養】法学秋A名古屋 21長尾 良子AO1305

【授業情報】

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講義概要

「社会あるところ、そこに法あり」という法格言が示すように、法は、社会的動物である人間にとって必要な社会規範(ルール)の一種です。授業では、民法や刑法といった主要な法律の基礎について説明します。とくに、日常生活の様々な法律問題や実際の裁判例を素材として、社会の中で具体的に法がどのように機能しているかを考察します。終盤は、グローバリーゼーションの中で、私たちの生活と国際法がどのようにかかわっているのかについても考えていきます。



【学習到達目標】

① 法の基本的な構造について理解すること。
➁ 日本の裁判のしくみ(民事裁判、刑事裁判)について理解すること。
➂ 民法や刑法、裁判員制度の基本事項について理解すること。
➃ グローバル化の中で、私たちの日常生活と国際法との関連性を
   理解すること。



履修上の注意

1. 遠隔授業 : CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
2. 授業は、教科書にそって進めますので、教科書『エッセンシャル法学 第7版』は全員準備して下さい。
  参考書の『ポケット六法 令和2年』は、各自の自由です(WEBなど他の方法でもよい)。詳細は、第1回の授業で説明します。



【事前準備学習】

これまでのふりかえり(復習)をした上で、次回講義内容の教科書の該当部分をあらかじめ読んでおいて下さい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『エッセンシャル法学 第7版』 大谷實編著 成文堂 2019年
参考書『ポケット六法 2020年版』 佐伯仁志・大村淳志編集代表 有斐閣 2019年
指定図書一覧

評価方法

各授業ごとの授業課題提出(75%)と期末レポートの提出(25%)の合計で評価します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1法とは何か: 授業のすすめ方、法学の各分野、あなたも裁判員?
2法の種類: 法の学び方、もしものときの六法!、悪法も法?
3裁判のしくみ: 交通事故の法的責任−損害賠償額の算定
4民法(1)−家族法: 結婚・離婚の法制度、遺産相続をめぐる紛争とその解決
5民法(2)−契約のしくみ、債権: 売買契約、金銭消費貸借契約、クレジットカードの契約
6民法(3)−物権: 物権とは何か、不動産取引、土地の売買契約
7知的財産権、消費者の保護: 知的財産法、悪質商法への対応策は?、少額訴訟
8労働と法: 労働者の労働条件、非正規雇用問題、労働審判
9犯罪と法(1): どのような行為が犯罪となるのか?(刑法各論)
10犯罪と法(2): 犯罪成立のための方程式(刑法総論)、人間存在と刑法
11裁判員制度(1): 刑事訴訟法、裁判員法、社会と犯罪、冤罪
12裁判員制度(2): 裁判員法、国境を越えた犯罪、国際的人権保障
13国際法と私たちの生活(1): 国内法と国際法の違い、国際紛争の平和的解決
14国際法と私たちの生活(2): 国際司法裁判所、国際社会の安全、人間の安全保障
15国際法と私たちの生活(3): 地球環境保護、地球民主主義の可能性、まとめと質問
16定期試験期間