【講義概要】
【講義概要】
本講義では、GDPや物価指数などマクロ経済の動きを見る上で不可欠な指標を理解し、それらが実際どのように動いているのかを学ぶ。したがって、講義中にグラフが多用されるが、恐れなくていい。グラフの見方に一度慣れれば、その有用さに気づくはずである。個々のグラフを確実に理解するという基礎訓練が、不況などの現実問題を考えるための土台となる。根気よく講義と演習問題に取り組み、自分の理解を確かめながら確実に進もう。
本科目は複数の教員が担当しているが、どのクラスでも講義内容は同じであり、毎回「演習問題」が用意されている。また、CCSには「自学自習問題」が用意されており、講義の進行と共に開放されていくので、講義内容や基礎知識の確認の為に活用できる。以上のように、本科目は理解度を高めるための様々な工夫がなされている。
■再評価試験
期末試験で合格点に達しないものの試験得点と平常点の合計が30点以上であるとき、再評価試験の受験資格が得られ、これに合格すればC評価が得られる。マクロ経済学は他の応用分野の基礎であり、この科目の理解度が今後の学習に大きく影響する。本科目のこのような重要性に鑑みて、特別に再評価試験制度を採用している。
■学部のディプロマ/カリキュラムポリシーとの関係
本科目の履修により、「経済学の基礎的専門知識や分析ツールを使いこなす」力が身につくとともに(知識・技能)、「社会を洞察するための論理的思考力をつけ、因果関係の把握や費用便益の比較考量ができる」ようになる(思考力・判断力・表現力)と期待される。また、本科目は学部カリキュラムにおいて、「基幹科目」に属する必修科目である。
【学習到達目標】
マクロ経済学の基礎的内容を理解し、今後の学習の土台とする。
【履修上の注意】
①この授業は,「遠隔授業」(CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teamsによるリアルタイム講義)の併用)で実施する。
②毎回,講義の後に「MP課題」が出されるので,授業当日の22:00までにCCS上の所定の欄に回答すること
③CCS上に「マクロ経済学入門」に関連する「自学自習」問題がアップされるので,それに取り組むこと。
【事前準備学習】
①事前: 授業はシラバスに示す「講義テーマ」に沿って進めていくので,事前に教科書の当該箇所を熟読しておくこと
②事前: 同様に,当該週で学ぶ単元の「講義資料」をCCSの「教材Box」に事前にアップするので,授業前に必ずそのファイルをダウンロードし,熟読し理解しておくこと
③事後: 授業後には毎回「MP課題」が用意されているので,授業当日の22:00までに回答すること
④事後: CCS上に「マクロ経済学入門」に関連する「自学自習」問題がアップされるので,それに繰り返し取り組むこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『マンキュー入門経済学(第3版)』 N・グレゴリー・マンキュー 足立英之他訳 東洋経済新報社 2019年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ミクロ経済学とマクロ経済学 | |
2 | 国民所得の測定1-GDPの測定 | |
3 | 国民所得の測定2-生産と分配 | |
4 | 実質GDPと名目GDP | |
5 | 生計費の測定1-消費者物価指数 | |
6 | 生計費の測定2-インフレーションの影響 | |
7 | 労働市場-失業 | |
8 | 貯蓄、投資と金融システム1-金融機関と貯蓄・投資 | |
9 | 貯蓄、投資と金融システム2-貸付資金市場 | |
10 | 貨幣システムとインフレーション | |
11 | 総需要と総供給1-総需要曲線と総供給曲線 | |
12 | 需要と総供給2-経済変動のメカニズム | |
13 | 乗数効果 | |
14 | 演習問題 | |
15 | まとめと総括 | |
16 | 定期試験期間 | |