名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限国際経済学1秋A名古屋 22伊沢 俊泰EK2316

【授業情報】

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講義概要

【2020秋学期 この講義はオンライン(オンデマンド配信)で行います】
国際経済学はヒト,モノ,カネの国際的な流れに注目した学問です。扱われるトピックは幅が広いですが,実は皆さんが毎日目にするニュースや新聞記事の中に多くの関連トピックスを見つける事ができます。「国際経済学」で扱うべき主要な問題(分野)をいくつかに類型化すると,
(1)自由な交換(貿易)・取引からの利益
(2)貿易パターンは何によって決定されるか?
(3)保護主義と貿易政策の効果
(4)国際収支の決定とその不均衡
(5)為替レート制度とその相場の決定
(6)各国の財政金融政策と国際政策協調
(7)国際的な資本移動はどのように決まるのか
のようにまとめられます。これらの問題を扱う為に,国際経済学には2つのアプローチ:①財やサービスの実物取引を扱う国際貿易理論,②資本取引を含む対外マクロ経済を扱う国際マクロ(金融)経済理論,が用意されています.本講義では2年次の「国際経済学入門」の知識をベースに,より理論的に厳密な内容と国際貿易をめぐる新しいテーマを教授します。時間の制約もあり、国際貿易理論に重点を置いて進めていきます.まずミクロ経済学で説明される一般均衡分析の基礎を丁寧に説明した上で,「貿易がなぜおこるのか」という根源的な問題を追求していきます。すでに皆さんが一度習った比較優位という概念を国際貿易に適用した「リカードの比較生産費説」と「ヘクシャー=オーリンの定理」が大きな柱となります。また政府の貿易政策が与える効果については,ミクロ経済学入門で学んだ余剰分析を応用して,「自由貿易からの利益」と「貿易政策のもたらす厚生効果」を確認した上で,政策導入の目的に対して,その政策の望ましさを判定します。



【学習到達目標】

・ミクロ・マクロ経済学入門で学んだ分析ツールを開放経済に応用できるよう修得する.
・国際経済の概況を知るためにどのようなデータが有益か、そしてそのデータをどのように入手できるかを知る.
・国際経済問題の背後にどのようなメカニズムが作用しているかを理解する.
・各国で生じる国際通商摩擦(貿易紛争)に対して根拠のない感覚や感情ではなく、理論に基づいた客観的な評価を与えられるように経済学的判断基準を学ぶ.



履修上の注意

【特記事項】
 2020年9月に教務課より学生向けに発表がありましたように、秋学期は対面授業とオンライン授業の組み合わせで実施されます。この「国際経済学1」は、オンライン授業で行うことになりました。具体的には、「CCS機能とオンデマンド型で配信する動画・音声付き資料」で行います。

1.CCSの機能(Minute Paper,教材ダウンロードなど)を頻繁に利用するので準備しておくこと。
2.履修前提科目: 「ミクロ経済学入門」,「マクロ経済学入門」,「国際経済学入門」を履修していることを前提に講義を進めます.
3.並行履修推奨科目: 「ミクロ経済学1・2」, 「マクロ経済学1・2」, 「経済政策論」, 「金融論」,「開発経済学」を併せて履修することを薦めます。
4.実際の国際経済から目を離さない為にも,新聞を読み,現実の経済問題と国際経済学との関係について考えるようにすること.



【事前準備学習】

・ 「ミクロ経済学入門」,「マクロ経済学入門」の内容を事前に復習して授業に臨むこと.特に「消費者余剰」「生産者余剰」などの余剰分析の手法や「GDP(国内総生産)」の構成要素について基本的な理解がないと修得は困難である。
・「国際経済学入門」で展開した部分均衡による国際経済の分析手法について事前に復習しておくこと。
・毎回の講義で配布されるハンドアウトや資料を講義後すぐに復習し、次回授業に臨む習慣をつけること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書この講義はオンライン型(CCSを通じた教材配布とオンデマンド配信の講義動画)で行います。特定の教科書は用いません。
参考書『国際経済学をつかむ』 石川城太・菊地徹・椋寛 有斐閣 2007
『基礎コース 国際経済学』 澤田康幸 新世社 2004
『国際経済学(第3版)』 若杉隆平 岩波書店 2009
『国際経済学』 阿部 顕三・遠藤 正寛 有斐閣アルマ 2012
『通商白書』 経済産業省 経済産業省 各年版
そのほか有益な文献の紹介のため、講義開始時点でリーディングリストを提示します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

期末試験の成績50%,毎回の授業で提示される課題の提出と評価を平常点(Minute Paper提出)として50%のウェイトで合計得点を評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1[I](Sources of Trade) --- 自給自足から開放経済へ(日本の経験)
2--- 一般均衡モデル(2部門経済)の基礎 ~相対価格、部分均衡との違い~
3--- アダム・スミス の交換の利益とデヴィッド・ リカード の比較優位理論
4--- 貿易の利益(一般均衡分析)
5--- ヘクシャー=オリーン=サミュエルソン・モデル の要素賦存比率命題
6--- 要素賦存量と産業構造(リプチンスキー定理)
7--- 価格変化と所得分配(ストルパー=サミュエルソン定理)
8[II](Trade Policy) --- 余剰分析の復習(関税)
9--- 政府の貿易介入の経済効果(輸入割当・補助金)
10--- 戦略的貿易政策
11[III]国際貿易のフロンティア --- 重力方程式と国際貿易
12--- 企業行動と国際貿易(生産性の異なる異質な企業の存在)
13[IV](Open Macroeconomics) --- 国際通貨制度と為替レート
14--- 為替レートと経常収支・資産市場
15--- 財政金融政策と政策協調
16定期試験期間


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