【講義概要】
本講義では、ソフトウエアを開発するために必要な知識及び技術について、実際にプログラムの作成を通して学ぶ。プログラミング言語としては、初心者にもわかりやすい仕様になっているVBAを利用し、特に、職場などでよく利用されている表計算ソフトであるExcelのVBAを用いる。講義ではまず、プログラムの特徴を理解し、マクロの作成、VBAプログラミングの基礎を学ぶ。そして、アルゴリズムの考え方、フローチャートの記述など、一連のプログラミング工程についても習得する。演習問題では、複雑な処理を可能にし、データ処理などにおいて役立つツールとなるようなプログラムをいくつか扱う。途中、課題提出や小テストの実施により、習得の確認を行うことも予定している。
【学習到達目標】
VBAの基礎を理解し、基本的なプログラム作成を通して、プログラミングの理解を深めると共に、実際に活用することができるプログラム作成能力をつけることを目標とする。
【履修上の注意】
毎回、課題提出があり、CCSで提出する。
Excelの基本的操作ができることが必要である。
遅刻や欠席をすると講義についていけなくなるので、注意すること。
【事前準備学習】
Excelを利用するため、基本的操作ができない場合は、受講前に復習しておくこと。
事前学習
・前回の内容を復習しておくこと。
事後学習
・毎回、演習課題があるため、課題に取り組み、課題ファイルをCCSで提出すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『ExcelVBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』 立川秀利 秀和システム 2009 『ExcelVBAのe本』 道用大介 秀和システム 2010 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
各回の課題提出(65%)と最終課題(35%)により評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | プログラミングの基本 | |
2 | マクロとVBA(オブジェクト・プロパティ・メソッド) | |
3 | 基本文法1(条件分岐:IFステートメント)(変数と代入・演算子) | |
4 | 基本文法2(繰り返し:For・・・Next ステートメント) | |
5 | 基本文法の演習 | |
6 | メッセージボックスとインプットボックス | |
7 | ユーザーフォームの利用 | |
8 | 関数と配列 | |
9 | 関数と配列の演習 | |
10 | 発展演習 | |
11 | 応用文法(条件分岐:SelectCaseステートメント)、フローチャート | |
12 | 実践的な技法(モジュール化・ユーザーインターフェースなど) | |
13 | アプリケーションの作成1(販売実績集計ソフト) | |
14 | アプリケーションの作成2(販売実績集計ソフト) | |
15 | 授業総括及び試験 | |
16 | 定期試験期間 | |