【講義概要】
★受講生諸君に広告の実務、実践についてわかりやすく講義する。この「マーケティングコミュニケーション」の講義は、日本の広告についてビジネスの側面からアプローチした独自のものである。教員の26年にわたる広告会社勤務の経験をもとに具体的なケースをもとに講義することはもちろん、日々変化する現在の広告業界や広告手法についても最新の情報をもとに講義する。巨額の金額が動くテレビメディア、近年の進化発展が著しいインターネットメディアについては特に、時間を割いて講義する。また、現代の広告が抱える問題についても触れる。特に広告枠取引(メディアバイイング)に偏った広告ビジネスの歪みや視聴率の実態についても伝えてゆきたいと考える
広告はマーケティングにおいて商品の価値伝達の中心になるものである。人間が行うコミュニケーションのすばらしさ、表現の面白さを受講生に伝えたいと思う。受講生諸君に実際の広告制作の指導も行いたい。
★またチャンスがあれば、受講生とともに「学生広告コンテスト」にも参加してみたいと思う。
★本講義は企業の宣伝部あるいは広告業界などへの就職を目指す受講生諸君にも有効であると確信する。
【学習到達目標】
・マーケティング的観点から広告の本質を理解する
・現代における広告ビジネスとメディアビジネスの基本構造を理解する(テレビメディアとインターネットメディアを中心に)
・広告会社の基本構造を理解する
・広告表現の面白さを理解する
・心が通じ合うことの大切さを理解する
【履修上の注意】
受講条件は特に設けない。教員は、受講生が興味を持って積極的に理解できるように講義することを心がける。ただし、講義中の私語、携帯電話の使用、他の受講者の迷惑となる行為を取る者に対しては、厳しい態度で臨む。講義中、頻繁に受講生諸君の席をまわり、授業内容についての質問をする対話型講義を行う。
【事前準備学習】
テレビ、新聞などの広告に興味をもち、その広告は何を伝えたかったのかを考えてみてください。とにかく広告に興味を持ってください。本講義を受けた学生諸君が広告業界や企業の宣伝部を目指し、そこで充実した仕事ができるよう、基本的な知識を講義します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『最新広告業界の動向とカラクリがよくわかる本 第4版』 蔵本賢 他 秀和システム 2017 適宜、プリント等の資料を配布する |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・評価基準を中心に筆記試験を中心に平常点、授業態度を加味して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション~広告って、こんなに面白い~ | |
2 | 広告会社の全体像理解~広告会社って、何をするところ~ | |
3 | 広告会社の仕事の詳細~広告会社どんな仕事をして、どこで儲けているのか~ | |
4 | 広告メディアの概観~マスメディア、インターネットメディア、それ以外のメディアについて~ | |
5 | テレビメディアの詳細① スポット広告、番組広告、他の動画メディアの躍進 | |
6 | テレビメディアの詳細② 視聴率の実態とその問題点 | |
7 | インターネットメディアの現状とその発展 | |
8 | インターネットメディアの新動向と新手法 | |
9 | インターネットとテレビメディアの相乗効果およびマーケティングへの活用 | |
10 | 新聞、ラジオ、雑誌の各メディアの実態と特徴 | |
11 | 野外広告、SP広告、ネーミングライツ、アニメビジネスについて | |
12 | スポーツメディアの実態とその効果 | |
13 | 広告会社の仕事の裏側と様々なプロダクション | |
14 | CMができるまで~広告会社と関連のスタッフはこう動く~ | |
15 | 総復習 | |
16 | 定期試験期間 | |