名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限経営史春A名古屋 22髙木 直人CS2342

【授業情報】

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講義概要

 経営史では、「失敗事例」と「成功事例」を学ぶことができる。「失敗事例」を中心に学ぶだけでは正しい経営者としての判断ができない。また、「成功事例」を中心に学んでも同じことが言える。
 経営者は、今後起こる状況に対応するために、過去の経験から知ることができた、「失敗事例」と「成功事例」を経営活動に活かしている。
 特に、日本経営史を学ぶことは、経営活動を「客観的」に評価するための一つの判断資料となる。
 また、経営史を学ぶということは、単に過去の事実を学ぶだけではない。過去を知りながら、現在を理解・考察することが大切であると考える。
 すなわち、経営史では、日本の経済・経営の歴史を学習し、これから起こりうる経営に関する問題などを、各自が乗り越えることができる能力を少しでも身に付けることを目標とする。



【学習到達目標】

 この講義では、受講生が少しでも経営史に関心を持ってくれることに期待する。
 ただし、経営史は楽しい学問でもありつまらない学問でもある。楽しい学問にするのか、また、つまらない学問にするのかは、受講生によって決まる。
 経営史を学ぶことによって、自分なりに企業を分析する力を身に付けること。



履修上の注意

第1回目の講義には必ず出席すること。以下の7点について詳しく説明する。
1 講義ではノートを必ず用意すること。
2 講義の「出欠管理システム」を利用する。なお、カードを通していない場合は欠席扱いとする。
3 出席システムで、11回以上出席することが単位を出す(受験資格がある)最低条件とする。
4 この講義で学んだことを各自でまとめたミニレポートを講義終了後に各自が提出する。
5 授業開始30分が経過した時点で欠席とする。
6 講義は、座席指定とする。指定された座席で必ず受講すること。
7 授業中の携帯電話の操作や私語など、他の受講生に迷惑を変える学生には退出(欠席扱い)してもらう。
 注意事項を述べたが、受講生は常識のある学生ばかりであると信じている。



【事前準備学習】

第2回目から14回目は、指定した資料を事前に読んでから講義に参加すること。その場合、各自で、重要と考える部分や質問がある部分などにはチェックをしておくことが大切である。また、感動したことや新しい発見などがあった場合は、メモなどに残しておくことも大切である。本来、講義科目は1回の講義に、90分の予習と90分の復習を行うものである。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書講義中に指示する。
参考書『日本経営史の基礎知識』 経営史学会編 有斐閣ブックス 2004
『ものづくり日本経営史』 粕谷 誠 名古屋大学出版部 2012
『経営学入門』 髙木直人 編著 五絃舎 2014
『現代経営学講義』 今光俊介・髙木直人 五絃舎 2015
参考書は、今後、経営史を本格的に学びたいと考えている人にすすめる本である。図書館で実際に参考書を確認すること。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 平常点45%(毎回講義終了後に講義まとめを提出)、試験55%の合計100%で評価する。
 平常点とは、15回の講義終了後に講義まとめ(毎回プリントを配布)を提出する。1回の提出で最高3点とする。当然であるが0点もある。

*WEB講義の場合は、課題40%と自筆ノート提出60%の合計100%で評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2経営史とは 経営学の誕生
3近代産業の発展 ガーシェンクロンの相対的後進仮説
4近江商人とは 三方よし
5近江商人とは 商人と教育(人材育成)
6日本に専門経営者が登場 日本の財閥(三井、三菱、住友など)
7破産王 高橋是清
8財政政策 高橋是清
9阪急電車 小林一三
10阪急百貨店 宝塚歌劇団 小林一三
11電力の鬼 松永安左エ門
12近江日野商人
13松阪商人
14今まで学んだことの整理
15まとめ(ノート整理)
16定期試験又は、課題提出