名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限情報科教育法通年名古屋 42伊藤 昭浩BQ2105
4限情報科教育法通年名古屋 42伊藤 昭浩BQ2105

【授業情報】

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講義概要

高校「情報」の免許状を取得するために必須の内容です。この授業の内容は、いわゆる情報リテラシーのための授業ではありません。将来、実際に教壇に立って、生徒にわかりやすい授業をするために必要な知識と技術を学ぶための内容です。
情報の授業は社会学的な分野と工学的(数学的)内容のものがミックスされて構成されています。
たとえば、商学部の皆さんにはなじみのあるマーケティングなどの分野でどのように情報機器や情報システムが利用されているのか、その仕組みを理解し、生徒の前で教える準備をします。
また、微分や積分、総計学、確率論といった数学的な内容を、コンピュータを使っていかに近似するのかなど、コンピュータの仕組みを理解し、わかりやすく教えるための練習もします。
毎回、必ず出席し、毎回課題もこなし、完全に理解できるようにしてください。



【学習到達目標】

高等学校学習指導要領の総則や、教科「情報」を必修として実施することの意義や役割について理解でき、かつ「情報」において教育目標を達成できるための教科内容・授業設計・専門知識などを習得できるようにします。さらに教授技能を学びながら模擬授業を複数回実施して、実践力を習得できることが目標です。



履修上の注意

積極的に勉強しなければ、単位の取得は難しいと思われます。数学など苦手な人も多いと思いますが、将来教えるためには必要な知識ばかりですので、この機会に、一所懸命がんばって勉強してください。苦手であったり、初めて勉強する内容であっても、努力することで、知識を取得することが出来ます。
模擬授業を何度も行ってもらいます。多くの人の前で、正確な知識をわかりやすく教える練習です。この模擬授業を必ず行わなければなりません。
また、真面目に勉強するのと同時に、教室は明るく楽しい雰囲気でなければなりません。模擬授業ではこういった雰囲気作りも意識して参加してください。
また授業の性格上、「遅刻欠席を一切認めない」ことに留意して下さい。



【事前準備学習】

毎回の模擬講義のために指導案、授業内容、資料等を十分に作り込んでくること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『情報科教育法改訂2版』 久野靖、辰己丈夫他 オーム社 2009年
『高等学校学習指導要領解説 情報編』 文部科学省 開隆館出版販売 2010年
参考書『高等学校学習指導要領』 文部科学省 東山書房 2015年
講義テーマに即した参考書を各回にて紹介します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

課題、小テスト、模擬授業、期末試験を総合的に判断します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1情報科教育法を学ぶ目的と内容
2共通教科「情報」の科目編成
3社会と情報の目標と内容
4情報の科学の目標と内容
5学習指導ガイダンス
6学習指導計画・学習指導案の作成
7学習指導計画・学習指導案の評価
8課題選択の観点、教材化の工夫
9問題解決の方法、進め方、留意点
10模擬授業ガイダンス
11普通教科における授業研究(Aチームによる模擬授業)
12普通教科における授業研究(Bチームによる模擬授業)
13普通教科における授業研究(Cチームによる模擬授業)
14普通教科における授業研究(反省会、まとめ)
15まとめ
16定期試験
17専門教科「情報」学習指導要領
18各科目の目標と内容:情報産業と社会
19各科目の目標と内容:情報の表現と管理
20各科目の目標と内容:情報と問題解決
21各科目の目標と内容:情報テクノロジー
22各科目の目標と内容:アルゴリズムとプログラム
23各科目の目標と内容:ネットワークシステム
24各科目の目標と内容:データベース
25各科目の目標と内容:情報メディア
26各科目の目標と内容:表現メディアの編集と表現
27専門教科における授業研究(Aチームによる模擬授業)
28専門教科における授業研究(Bチームによる模擬授業)
29専門教科における授業研究(Cチームによる模擬授業)
30専門教科における授業研究(反省会、まとめ)
31まとめ
32定期試験