名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習(4年)通年名古屋 64濵 満久CT4301
5限専門演習(4年)通年名古屋 64濵 満久CT4301

【授業情報】

表示する



主題

流通・商業・マーケティングについての研究-「当たり前」だと思っていることをあらためてを問う姿勢・視点の育成-



指導方針概要

≪≪演習では、基本的に次の2点を主な内容とする≫≫

1、流通・商業・マーケティングにかかわる問題について研究する。

2、主題にもあるように、上記の分野をとおして普段「当たり前」だと思っているようなことを、あらためて問う姿勢や視点の育成を目指す。

≪常識を疑う視点≫
 例えば商業は私たちの生活に、ごく当たり前に存在している。皆さんは「なぜ商業が存在しているのか?」といったような疑問を持ったことがあるだろうか?その理由をあらためて問われると、答えることは意外に難しいのではないだろうか。

 つまり、単にその存在を知っていることと、それが「なぜ存在しているのか」という本当の意味での「理解」とは、まったく別だということだ。私たちの周りには、実はこのようなことが多い。「理解する・わかる」ということは、このような視点をもって考えることから始まる。

 したがって重要なことは、あらためて「なぜ」という姿勢や視点をもつことである。別の言い方をすると「常識を疑う」視点の育成ということもできる。こういったことが演習のネライでもある。

≪流通・商業における現在の概況≫
 日本の流通は大きなうねりの中にある。それは情報システムの発展、流通外資の参入、大店法の廃止とまちづくり3法の成立といった流通政策の転換など、流通を取り巻く環境が大きく変化しているからである。このことからもわかるように、「流通・商業を研究する」といったとき、それには非常に多くの領域がある。

 そこで、演習ではこれらの問題をなるべく広く扱っていきたいと思う。前半は流通・マーケティングに関する基礎文献を読み、そこから関心領域を広げていく。そして参考教材としてビジネス雑誌でもっとも多く読まれている『日経ビジネス』を活用しながら理論がビジネスの現実においてどのよう展開されているのかを捉えていく。そして、最終的には4年次に行なう各自の卒業論文へとつなげていきたい。

≪昨年度実施内容≫
●「名古屋マーケティング・インカレ」の開催
※他大学(愛知大・愛学大・名城大・愛知淑徳大)の流通・マーケティング専攻ゼミとの交流、研究発表大会(日経BPマーケティング社協力)
●「ゼミ対抗研究発表大会」の開催
※学内他ゼミとの研究発表大会の開催(日経BPマーケティング社協力)
●ゼミ合宿を実施
●ゼミコンパを実施(新歓・花見・春学期打ち上げ・合宿打ち上げ・忘年会etc.)

≪その他の計画≫
今回の演習でも以下を計画中である。参考として列挙しておく。
●ゼミコンパ(歓迎会などゼミ生同士の交流)
●ゼミ合宿(夏期休暇中)
●企業見学など現場の視察
●他ゼミとの交流(学内・学外を問わず)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキストゼミ生の関心をみて決める。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

≪積極的な姿勢-「ゼミこそ大学」「よく遊び、よく学べ」-≫

 基本的に「楽」ではないと理解してほしい。つまりゼミへの取り組みに対してかなりの積極性と努力が求められる。ただ単位を取りたいだけなのであれば、このゼミに不向きと思われる。

 ゼミは講義形式と違い、学生の参加が必須となっている。したがって、この演習を希望する学生には積極的な取り組みが求められる。また、この演習では読書量も多くなることが予想される。学生時代の書籍代は将来への投資と捉えてほしい。

 しかし、ゼミは単に勉強するだけではない。ゼミコンパや合宿、企業見学など行事への積極的な参加が求められる。勉強するときはとことん頑張り、遊ぶときはとことん楽しむ。そのようなゼミを目指している。

 このゼミを希望する学生は、以上のことをしっかりとふまえておくことが必要である。やる気のある、活気あるゼミを目指したい。

 特にこのゼミでは3,4年生の協働が重要になる。同学年のつながりだけでなく、先輩・後輩のつながりも学んで欲しい。このことは将来に必ず役立つ。