【講義概要】
陶芸は日本の伝統的な文化の一つであり、とりわけこの地域では恵まれた天然の素材(粘土・釉薬)と受け継がれた手仕事の技術があります。また近年では陶芸体験が癒しとしての役割を果たしたり、機能回復、認知予防などの効果が伝えられています。
本講座では焼き物の成形技法としてロクロ成形、タタラ成形、ひも作り、手ひねり・・・といった技法を実際に体験し、絵付、施釉といった技法を経て作品を焼成することで、焼き物が出来るまでの工程を学びます。
また、実際に作品を使っての茶会と、終盤にはそれぞれが学んだ技法を用いて自由制作を行います。
*作業終了後の作品は後日、窯で焼成後に渡します。
【学習到達目標】
焼き物作りの基本的な技法を習得し、その楽しさと難しさを学ぶ。
【履修上の注意】
粘土を使うことから、衣服が汚れることがあります。動きやすく、洗いやすい素材の服装で出席すること。
髪が長い者は後ろで束ねられるように、また爪は短くすること。
【事前準備学習】
自分の生活の中で、使用頻度の高い器を考えておいてください。(縦横20cmを上限)
展示会・ライフスタイルショップなどの売り場で、好きな焼き物をみて、簡単な図面やスケッチを用意しておくとよいでしょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『やさしい陶芸』 加藤 霞仙 マール社 1990 さらに深く陶芸を学びたい場合は購入を勧めます。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
作品の出来栄えだけでなく、自分が使いたいものを作ろうとする取り組みの姿勢を重視します。
平常点、制作態度、事前のイメージの準備などを評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 技法説明・実演見学 | |
2 | 菊練り実習 、土を伸ばす | |
3 | 菊練り実習 、土を高く伸ばす | |
4 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
5 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
6 | 湯呑、カップ類のロクロ成形 | |
7 | タタラ作りで小皿を作る | |
8 | タタラ作りで小皿を作る | |
9 | 作品に絵付けをする | |
10 | 作品に絵付けをする | |
11 | 作品に釉薬を塗る | |
12 | 作品に釉薬を塗る | |
13 | 紐作りで動物を作る | |
14 | 紐作りで動物を作る | |
15 | 紐作りで動物を作る | |
16 | 定期試験期間 | |