【講義概要】
銀行の基本的な業務から,金融市場の働き,金融をつかさどる中央銀行の役割などについてわかりやすく解説する。
日本の高度経済成長を支えた金融制度の仕組みやその後の変化,新たに登場した金融取引についても解説する。
経済を支える金融システムについて,日本や世界の主要国の状況について説明し,最後に,世界経済を襲った
近年の3つの金融危機についても説明する。
これらの金融に関する制度や仕組み,現状を理解することで,金融システム全体を俯瞰的に捉え,経済の動きや
仕組みについて関心をもち,実体経済の動向を把握するのに努めてもらいたい。
【学習到達目標】
日本や世界の金融システムについて理解する。
金融を通じて実体経済の動きを把握する。
講義を通じて,経済に関する関心を高める。
金融や経済に関するニュースや情報の理解,分析力を養う。
【履修上の注意】
春学期開講の金融基礎論を受講していることが望ましい。
講義には自らも興味をもって受講してもらいたい。
【事前準備学習】
事前に配布されるレジュメと参考文献をもとに事前学習に努めてもらいたい。
講義にはレジュメを持参して下さい。
不明な点や疑問点があれば遠慮なく質問して下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『金融入門 第2版』 日本経済新聞社〔編〕 日経文庫 2016 『金融システム』 酒井良清・鹿野義昭 有斐閣アルマ 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
基本的には学期末に実施される定期試験によって評価するが,必要に応じて平常点を考慮する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 1: お金と経済の動き | |
2 | 2: 金融機関の果たす役割 | |
3 | 3: 銀行の基本業務 | |
4 | 4: 金融市場の働き | |
5 | 5:日本の金融制度 | |
6 | 6:日本の金融システム | |
7 | 7:新しい金融取引・・・・先物取引 | |
8 | 8:新しい金融取引・・・・オプション取引 | |
9 | 9:新しい金融取引・・・・スワップ取引 | |
10 | 10:中央銀行の役割と金融政策 | |
11 | 11:決済システムと銀行 | |
12 | 12: 金融システムの安定性と監督・規制 | |
13 | 13: 金融システムと中央銀行 | |
14 | 14: 世界の金融システム | |
15 | 15: 世界を襲った3つの金融危機 | |
16 | 16: 定期試験期間 | |