【講義概要】
近年、「格差」という言葉が強く意識されている。本授業では、日本経済における格差に焦点をあてて、色々な角度から格差の実態を確認していくこととする。
【学習到達目標】
日本経済の問題点を自分で認識し、分析するスタイルを身に着けることができる。
【履修上の注意】
新聞やニュースを通して、日ごろから経済動向にアンテナを張ってください。
授業の中で、宿題を課すことがあります。みなさんの課題提出は、CCSからのみ受け付けます。それ以外での提出は、認められませんので注意してください。
本講義は「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業)における地域志向専門科目の1つである。
【事前準備学習】
コア6などを通して、日本経済の色々な視点を身に着けてください。
指定図書にあげた著作は、格差に関わる重要な視点を与えてくれるものです。授業でえられたことを踏まえて、これらの著作を読めば、あなたたちの考えがさらに深化します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『格差で読む日本経済』 みずほ総合研究所 岩波書店 2017 『競争と公平感』 大竹文雄 中央公論社 2010 |
指定図書 | 『21世紀の資本』 トマ・ピケティ [著] みすず書房 2014 『日本はなぜ貧しい人が多いのか : 「意外な事実」の経済学』 原田泰著 新潮社 2009 |
【評価方法】
期末試験:75%
授業内でのMP:10%
CCSによる宿題:15%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス/格差とは | |
2 | 経済学では格差をどのように扱ってきたのか | |
3 | 所得格差① 様々な指標から格差を知る | |
4 | 所得格差② 所得格差の実態 | |
5 | 資産格差 | |
6 | 男女格差 | |
7 | 賃金格差① 男女の賃金格差 | |
8 | 賃金格差② 正規・非正規の賃金格差 | |
9 | 地域格差① 経済規模・人口規模 | |
10 | 地域格差② 雇用環境・教育環境 | |
11 | 世代間格差① 戦後日本経済を概観する | |
12 | 世代間格差② 社会保障・公的負担 | |
13 | 格差を生み出す要因とは | |
14 | 格差是正の対策 | |
15 | まとめ | |
16 | 期末試験 | |