【講義概要】
この講義では、社会学の成り立ちから近年における社会問題の説明を通じて、社会学特有の考え方を理解してもらうことを目指します。心理学や生物学と異なり、社会学は個人が社会によって作られている立場を取る学問です。したがって、個人の考えや行動は社会に導かれうるものということになります。こうした社会学の特徴を、皆さんの日常生活と照らし合わせるかたちで、自分自身についての理解も深めてもらいたいです。
【学習到達目標】
・社会学は他の学問とどのように異なるのかを説明できる。
・社会とは何か、社会学における理論的視点を通じて解釈できる。
・社会がいかに変動し、それらが自身の生活にどのようにつながっているのかを説明できる。
・自分とはなにか、社会学における理論的視点を通じて解釈できる。
【履修上の注意】
①毎回、その回の講義を理解したかを確認するコメントシートを書いてもらいます。平常点に反映されます。
②講義と無関係な私語や振る舞いを見つけた場合、平常点が減点されます。
*①②がともに不十分な場合、平常点はつきません。
【事前準備学習】
配布資料をもとに、事前事後学習に努めてほしいです。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 毎回の講義で推薦文献を示します。 |
参考書 | 毎回の講義で推薦文献を示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・平常点30%(コメントシートの出来 *「履修上の注意」を確認して下さい)
・テスト70%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 社会学と他の学問との違い | |
2 | 前近代と近代 | |
3 | 近代における自分 | |
4 | 社会の一員になる①:社会化 | |
5 | 社会の一員になる②:権力 | |
6 | 社会の一員になる③:役割とドラマトゥルギー | |
7 | 社会の一員になる④:ジェンダー | |
8 | 社会格差①:階級と階層 | |
9 | 社会格差②:学歴・学校歴 | |
10 | 社会格差③:結婚 | |
11 | 社会格差④:希望と健康 | |
12 | 医学と心理学の拡大と影響 | |
13 | 差別①:差別する側 | |
14 | 差別②:差別される側 | |
15 | バックラッシュ | |
16 | 定期試験期間 | |