名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限【教養】経済学春A名古屋 21阿部 太郎AO1307

【授業情報】

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講義概要

 毎日のニュースには経済の話題があふれていますが、「経済は難しい」と思っている人は意外と多いようです。それでも、経済現象は一人ひとりの行動が生み出しているものであると同時に、暮らしに大きな影響を与えるわけですから、生きていくために経済学の知識は必須といってよいものです。この講義では、そういった生きていくために必要な「教養としての経済学」をなるべくわかりやすく説明していきたいと思います。
 経済学は、消費者や企業などの個々の経済主体の行動に焦点を当てたミクロ経済学と、GDPなどの集計化された変数を扱うマクロ経済学に大きく分けることができます。森の状態を十全に把握するためには、木々の一つ一つを見ることと同時に、俯瞰しながら森全体を見る必要もあります。経済学もそれと同じように、ミクロの眼とマクロの眼の両方を必要とします。
 この講義では、前半にミクロ経済学を取り上げ、市場の有効性や限界といったことを学びます。後半には、マクロ経済学を取り上げ、政府の政策や経済成長といったことを学びます。
 この講義が、みなさんが日々の経済ニュースを考察する際に少しでも役立てば幸いです。
 この講義は、本学のディプロマ・ポリシー【思考力・判断力・表現力】のうち「実社会で生起する様々な課題を正確に理解し、それぞれの学問領域に即して解決策を考える」能力を養うことに主に対応しています。



【学習到達目標】

市場メカニズムと政府の役割を中心として、経済学の基本的な考え方を理解すること



履修上の注意

普段から新聞やニュースで経済に触れ、授業との関連を意識すること



【事前準備学習】

講義レジメを見直すなどして、復習に努めること



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『1からの経済学』 中谷他 碩学社 2010
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

目安:平常点30%、期末試験70%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1経済学とわたしたち
2分業の利益
3需要と供給
4価格メカニズム
5市場の効率性
6市場の失敗
7市場の限界
8労働市場
9GDPとは何か
10何がGDPを決めるのか
11消費需要と投資需要
12貨幣と金融
13政府の役割
14外国貿易と為替レート
15経済成長と国民生活
16定期試験期間