【講義概要】
古代から近世までの様々な古典文学作品を扱う。主に愛知県を舞台とする作品(春学期は『日本書紀』『万葉集』『日本霊異記』『伊勢物語』『古今著聞集』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古代から中古の作品、秋学期は『平治物語』『反魂香』『千鳥』『姥皮』『浄瑠璃御前物語』『絵本太閤記』『東海道中膝栗毛』といった中世から近世の作品)を取り上げ、各地域の歴史的知識と、作品の文学史的知識を習得する。その上で作品を具体的に読み、各地域にはどのような意味があるのか、また各地域が文学作品にとってどのような役割を持つのかといった、地域と文学作品の繋がりについて考える。
また、古代から近世の古典文学作品を通観することで、地域と物語がどのように形を変えてきたのかについても考える。
【学習到達目標】
各地域が歴史的、文学史的にどのような場所であったのかを知り、地域と文学作品のつながりを理解すること。
【履修上の注意】
欠席が5回となったら失格となります。
【事前準備学習】
主に2回で1つの作品を扱います。内容を忘れてしまわないように、前回のおさらいをしてください。また、作品が次に進む回は、予習として本文に一通り目を通しておくことをおすすめします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『愛知で知る読む日本文学史15講―古典de聖地巡礼―』 中根千絵、森田貴之 三弥井書店 2017 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点60%、レポート40%の総合評価です。具体的には第1回目のオリエンテーションで説明するので、必ず出席してください。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 熱田『日本書紀』①作品・名所概説 | |
3 | 熱田『日本書紀』②本文を読む | |
4 | 引間野『万葉集』作品・名所概説、本文を読む | |
5 | 古渡『日本霊異記』①作品・名所概説 | |
6 | 古渡『日本霊異記』②本文を読む | |
7 | 八橋『伊勢物語』①作品・名所概説 | |
8 | 八橋『伊勢物語』②本文を読む | |
9 | 国府『古今著聞集』①作品・名所概説 | |
10 | 国府『古今著聞集』②本文を読む | |
11 | 犬頭神社『今昔物語集』①作品・名所概説 | |
12 | 犬頭神社『今昔物語集』②本文を読む | |
13 | 菟足神社『宇治拾遺物語』①作品・名所概説 | |
14 | 菟足神社『宇治拾遺物語』②本文を読む | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |