名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限【教養】日本文学春A名古屋 21松山 由布子AW1303

【授業情報】

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講義概要

この授業では、説話文学を通して、日本の文学や文化について学びます。中心的に取り扱う作品は、鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』です。また関連する他の作品や、昔話・伝承などについても取り上げます。説話の物語の中には、むかしの人々の様々な考え方が詰め込まれています。日本文化の広がりを見据えながら、作品を一話ずつじっくりと読み解いていきます。



【学習到達目標】

・文学作品に描かれた人々の考えを理解する。
・文学作品の背景となる日本の歴史や文化について理解する。
・日本文化について自ら考える力を養う。




履修上の注意

※秋学期に開講する「日本文学」とは授業内容が異なります。
授業の中で、復習課題や中間課題を課します。



【事前準備学習】

毎回の授業内容について、あらかじめ教科書で確認してください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『 校注 宇治拾遺物語』 増子和子編 武蔵野書院 1978年
参考書『宇治拾遺物語 新編日本古典文学全集』 小林保治/増子和子校注・訳 小学館 1996年
『宇治拾遺物語 新潮日本古典集成』 大島建彦校注 新潮社 1985年
このほか、授業の中で適宜紹介します。
指定図書『あいち文学散歩』 愛知県国語教育研究会高等学校部会編著 浜島書店 2013
『羅生門/鼻/芋粥/偸盗 改版 (岩波文庫:緑(31)-070-1)』 芥川竜之介作 岩波書店 2002
『地獄変・邪宗門・好色・藪の中 : 他七篇 改版 (岩波文庫:緑-70-2,313,緑(31)-070-2)』 芥川竜之介作 岩波書店 1980

評価方法

定期試験60% 平常点30% 課題10%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション : 説話文学を読む
2 『宇治拾遺物語』 序文
3 「鬼に瘤取らるる事」 (巻1)
4 「雀報恩の事」 (巻3)
5 「利仁芋粥の事」 (巻1)
6 「鼻長僧の事」  (巻2)
7 「絵仏師良秀家の焼くるを見て悦ぶ事」 (巻3) ほか
8 「蔵人得業猿沢の池の龍の事」 (巻11) ほか
9前半のまとめ  芥川龍之介と説話文学
10 「小野篁広才の事」 (巻3)
11 「長谷寺参籠の男利生にあづかる事」 (巻7) 1
12 「長谷寺参籠の男利生にあづかる事」 (巻7) 2
13 「猟師仏を射る事」 (巻8) ほか
14 「伴大納言応天門を焼く事」 (巻10)
15 授業のまとめ
16 定期試験