【講義概要】
本講義は,あなたが充実した大学生活を送り,また,卒業後は一人前の社会人としてスムーズに第一歩を踏み出すことができるように,それに必要な基礎的資質やスキルを養うことを目的としています。
そのために,本講義では,最初にあなたの“今”を見つめることからスタートし,大学4年間の過ごし方や3年生後半以降の就職活動,そして就職後の長い人生(85歳まで生きるとすると,なんと65年あります!)にまで,考えるテーマを徐々に広げていきます。また,その際には,自分1人でじっくりと考えることに加え,同じ学科で学ぶ仲間からもサポートを得られるように(そして,あなたも仲間をサポートしてあげられるように)グループワークやゲームを行う予定です。さらに,授業の進行状況によっては,先輩によるミニ講演の実施やテレビドラマのDVD鑑賞なども検討しています。
講義だからといって身構える必要はありません。リラックスして,自分と素直に向き合いつつ,周囲の人の意見も聴いてみましょう。そして講義中に気づいたことや感じたこと,知ったことを,講義が終わった後でも,友達や家族との話題にしてみてください。そんな一見小さなことの積み重ねも,“ちりも積もれば山となる”で,あなたのより良いキャリア形成につながっていくのです。今のキャリアが気に入っている人はますます気に入るキャリアになるように,今のキャリアが気に入らない人はもっと気に入るキャリアになるように,ぜひ本講義でそのきっかけをつかんでください。
【学習到達目標】
①現代における「キャリア」に関する基本的事項について説明することができる。
②グループでの議論において、傾聴的態度で他者の話を聴いたり、適切に自己主張したりすることができる。
③「大学4年間のキャリア形成」について自分の考えを具体的に述べることができる。
【履修上の注意】
①本講義では、自己学習とともにグループ学習を重視しています。これ は、本講義が、他者と協働できる社会人の涵養を意図しているためで す。したがって、他者との協働を妨げるような態度や行為(例;私語、ワー クへの不参加や消極的態度、暴言など)が見られた場合は、退室を求め たり、評価点を大幅に減点したりする場合があります。履修者は「協 働」を常に意識し、お互いに気持ちのよい履修ルールの順守に心掛けま しょう。 ②万一、病気・障害等の事情によりグループ学習に困難がある場合は遠 慮なく教員に相談してください。
【事前準備学習】
上記の【講義概要】でも触れたように,本講義の中で感じたことや知った ことを,「講義の中だけのこと」に留めないで,「講義の外でも」友達や家 族との話題にするよう努めてください。そのような日常生活の中で の取り組みがあってこそ,本講義の効果は発揮されるのです
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『キャリアデザイン1』 安藤りか・江利川良枝 一粒書房 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
以下の①~④点を100点満点として、このうち60点以上を合格とします。具体的内容については、初回授業で詳細を示しますので注意して聴くようにしてください。なお、欠席5回で確実に失格にします。
①平常点30点、②課題点30点、③筆記試験30点、④NGUドリル到達点10点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション・キャリアデザインの基礎 | |
2 | 大学生のキャリア形成➀(本学で学ぶ:キャリアデザイン講演会4/20実施) | |
3 | 大学生のキャリア形成➁(過去~現在まで) | |
4 | 大学生のキャリア形成③(アイデンティティ発達) | |
5 | 現代人のライフキャリア | |
6 | 自己分析 | |
7 | 他己分析 | |
8 | 相互理解 | |
9 | 他者理解 | |
10 | 自己表現 | |
11 | ワークキャリアを考える(職業と社会・就職活動) | |
12 | ワークキャリアを考える(就職活動・4年生ゲストを迎えて) | |
13 | 卒業後のキャリアデザイン | |
14 | ミニ目標の設定 | |
15 | 確認テスト | |
16 | 定期試験期間 | |