【講義概要】
今日の日本では、「宗教」に対する人々の関心が極めて薄れているように感じる。けれども、個々の人の心のレベルで見ると宗教的な要素がなくなってしまったわけでもないように思われる。
世界に目を転じると、グローバル化の時代にあって宗教は一層際立って来ているように思われる。
宗教を正しく認識することは、宗教を騙る犯罪から身を守ることにもなるし、様々な宗教(のもとにある人々)と共生していく上で重要なことである。
この講義では、宗教学の入口の入口を目指している。
【学習到達目標】
宗教とはどんなものか、具体的な宗教的行為を挙げながら認識していく。
宗教学が我々に提供するものを知る。
宗教の多様性を知る。
ことに現代日本に生きる我々の身の回りにある宗教について知る。
【履修上の注意】
宗教に関わるニュースに注意を払ってください。
出席は重視します。
教室内の秩序維持に協力をお願いします。
【事前準備学習】
教科書を使います。教科書内に「予習」というコーナーがあるので、それに目を通して考えてください。
また、ニュース等で宗教が取り上げられた際には、それに関して質問をすることがあります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『プレステップ 宗教学 第2版』 石井研士 弘文堂 2016 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義に関するイントロダクション | |
2 | 宗教学への招待 | |
3 | 祈りー人はなぜ祈るのか | |
4 | 儀礼ーなぜ儀礼があるのか | |
5 | 祭りーなぜ祭りに熱中するのか | |
6 | 修行と戒律ーなぜ修行が必要なのか | |
7 | 神話ー現代に生きる神話的世界 | |
8 | 死後の世界ー人は死んだらどこに行くのか | |
9 | シャマニズムー神がかりと憑きものの世界 | |
10 | 聖地と巡礼ー聖なる旅の目的 | |
11 | 宗教学への接近ー宗教現象を研究する | |
12 | 宗教団体の多様性ー教団の存在意義とは | |
13 | 現代日本の宗教ー日本人の宗教はどこへ向かうのか | |
14 | 映像で見る宗教団体の活動 | |
15 | まとめ | |
16 | 試験 | |