名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限人権と社会春A名古屋 21石田 聖実AX1330

【授業情報】

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講義概要

本講義では、人権の思想を生み出した土壌を、主として英米のプロテスタントキリスト教に求め、その概念を概観したのちに、日本社会における人権を歴史的に回顧する。さらにキリスト教がこの時代になすべきことを展望する。?また、いくつかの人権に関わる課題を確認する。



【学習到達目標】

キリスト教的人権思想が聖書に基礎を持ち、歴史の中で様々な変遷をたどりながら形成されたことを理解し、多様な価値観を持つ人々が共生するグローバルな社会の中で、人権とはどのようなものとして確保されるべきかを考える。



履修上の注意

教会形成の課題としての人権という観点からの講義になるので、教会に深い関心を持つ学生の履修を望みます。
教室でのマナーを守ること。



【事前準備学習】

宗教と人権に関わるニュースに気をつけてください。
ネット上のメディアとしては、世界キリスト教情報、クリスチャン・トゥデイ、キリスト新聞、クリスチャン新聞などがあります。また、ローマ教皇のツイッターも有益です。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『人権思想とキリスト教 日本の教会の使命と課題』 森島 豊 教文館 2016
参考書『自由の擁護 社会史の視点から見た十戒の主題』 フランク クリュゼマン 新教出版社 1998
『人権とキリスト教』 明治学院大学キリスト教研究所編 教文館 1993
『キリスト教と人権』 改革派世界教会会議・人権に関する証言 聖恵授産所出版部 1992
『アメリカにおける神の国』
『アメリカにおける神の国』 H.リチャード・ニーバー 聖学院大学出版委員会
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

試験70%、および平常点30%。平常点は主に授業時に提出を求めるコメントペーパー、チャペル・教会レポートとする。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション
2人権の聖書的基礎としての十戒
3国教会の国と自由教会の国のキリスト教
4信仰が人権を求める
5日本におけるキリスト教人権思想の影響
6日本における人権思想の受容・形成の課題
7日本の宗教政策におけるキリスト教会の位置
8日本における「信教の自由」をめぐる問題
9キリスト教会の使命ーー福音伝道と人権形成
10キリスト教会はこの時代に何をすべきなのか
11人種差別
12他民族・他国籍の者の人権
13病者・障がい者の人権
14子どもの人権
15ジェンダーに関わること
16試験