【講義概要】
この科目は商学部商学科および経営情報学科のディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「修得した知識や技能を活用して、経済社会の各分野において革新を担うことができる能力を身につけることができる。」ことを主な目的としています。
現代の企業活動においてロジスティクスは、多頻度少量配送や納期の短縮化など顧客ニーズに応え顧客満足を向上させて、環境にも配慮しながら、企業価値を向上させる仕組みであることが求められています。同時に、「全体最適化」を図ることで合理化・効率化を実現してコストを削減し、利潤拡大をもたらす経営戦略として注目されています。
本講義では、物流とロジスティクスおよびSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)に関する専門用語、仕組みなどについて解説することを目指します。学生の皆さんが修得した知識の理解を深めて、経済社会で実践することができるよう、講義内容に関連した企業戦略の事例を紹介します。
【学習到達目標】
・ 物流とロジスティクスに関する専門用語および仕組みが理解できている。
・ 物流からロジスティクスへ進化する過程と概念が理解できている。
・ ロジスティクスに関する課題発見力、および課題解決力を発揮できる。
【履修上の注意】
【受講姿勢について】
・ 出席が 11 回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える。
・ 自筆のノートを作成すること。
・ 他の受講生の妨げになる行為であると判断した場合は、都度、成績評価点より減点する。
【授業の進め方について】
・ 理解度合いを確認するためのレポート提出、振り返り小テストを実施することがある。
【事前準備学習】
日頃より、新聞や雑誌を読むなど、講義に関連するビジネス実務の動きに興味を持ち、調べ学習をすること。また、前講義の復習をおこない、振り返り小テストに備えること。振り返り小テスト実施の都度、正解を解説するフィードバックの時間を確保する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『ベーシック+ 物流論』』 齋藤実/矢野裕児/林克彦 中央経済社 2015 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験 60%、レポート課題25%、授業への取り組み姿勢 15%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 物流およびロジスティクスの必要性 | |
2 | 物流、ロジスティクス、サプライチェーン・マネジメント | |
3 | ロジスティクスの物流機能 | |
4 | ロジスティクス管理 | |
5 | 流通における物流 | |
6 | メーカーにおける物流 | |
7 | ネット通販と物流 | |
8 | 物流業の仕組み | |
9 | 宅配便サービスの現状 | |
10 | 物流業の課題 | |
11 | 3PL | |
12 | 国際ロジスティクス戦略 | |
13 | ロジスティクスと環境問題 | |
14 | 物流におけるリスク対応 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |