名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限人的資源管理論秋A名古屋 23髙木 直人CS3307

【授業情報】

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講義概要

人的資源管理論とは、いかにして企業で働く社員を管理するかである。
日本も終身雇用制度が崩壊した今、優秀な人材を確保することが出来るかが、企業の存続にかかっている。
日本的経営が崩壊したとされる現在の社会においては、「人的資源(労働資源)」は意外に固定されている資源というよりも、流動的な資源である。昔と違い、現在では、労働条件が良い仕事が現れると移ることが一つの事例である。労働条件には、賃金やその他の条件も含まれているが、働く社員にとっての労働意欲が高くなる企業にさっさと移ることである。このことからも理解できるが、そもそも企業で働く社員によっての労働意欲は何によって影響されているかは異なる。そのために、社員が企業で働く労働意欲を維持するための施策をいろいろと考える必要である。それは、企業にとって重要な「人的資源(労働資源)」を確保することで重要であるからだ。いかに、「人的資源(労働資源)」が、企業にとって大変重要な問題であることを受講生が理解し、企業内で社員が高い労働意欲を持って働くことが出来る環境を作ることが重要であるかを考えて欲しい。
この講義を受講した学生は、企業にとって重要な「人的資源(労働資源)」をうまく活用する方法を考え、将来、自分が働く企業で、「社員を管理する」ことの重要性も理解して欲しい。



【学習到達目標】

 一冊の教科書を秋期の15回の講義でしっかりと読み込むことが大切である。この講義では、教科書をしっかりと読みこなし、受講生が少しでも人的資源管理論に関心を持ってくれることに期待する。
ただし、人的資源管理論は楽しい学問でもありつまらない学問でもある。楽しい学問にするのか、また、つまらない学問にするのかは、受講生によって決まる。
 人的資源間理論を学ぶことによって、企業における人的資源の重要性を各自で考えることが出来る人間になってほしい。



履修上の注意

第1回目の講義には必ず出席すること。第1回目の講義において、以下の6点について詳しく説明する。
1 講義ではノートを必ず用意すること。
2 講義終了後に講義まとめ(ミニレポート)を提出してもらう。この講義まとめで受講生の「出欠」を管理する。
3 出席システムで、11回以上出席することが単位を出す(受験資格がある)最低条件とする。
4 講義まとめは、この講義で学んだことを各自でまとめたミニレポートを講義終了後に各自が提出する。
5 授業開始30分が経過した時点で欠席とする。
6 最近の学生は、講義を受講する態度がなっていないとよく言われている。そこで、授業中の携帯電話の操作や私語など、他の受講生に迷惑を変える学生には退出してもらう。退出させられた学生は欠席扱いとする。
 履修に関する注意事項を述べたが、受講生は常識のある学生ばかりであると信じている。



【事前準備学習】

 第2回目から14回目は、指定した教科書を事前に読んでから講義に参加すること。その場合、各自で、重要と考える部分や質問がある部分などにはチャックをしておくことが大切である。また、感動したことや新しい発見などがあった場合は、メモなどに残しておくことも大切である。本来、講義科目は1回の講義に、90分の予習と90分の復習を行うものである。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『経営学へのご招待』 高木直人 編著 五絃舎 2017
教科書を必ず購入すること。購入しない学生は履修をしないこと。
参考書『経営学史事典』 経営学史学会 編 文眞堂 2002
『経営学入門』 高木直人 編著 五絃舎 2014
『現代経営学』 水野 編著 五絃舎 2017
参考図書は、必要に応じて紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 平常点30%、試験70%の合計100%で評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション 人的資源管理を受講するにあたり
2人的資源管理とは何か
3マネジャーの役割
4人的資源計画(採用と人的資本の形成)
5バーナードとコミュニケーション
6人間・組織・管理とは
7管理能力の育成
8ケース・メソッド教育とは
9ケースを利用した新入社員とその問題
10ケースを利用した管理者の問題
11ケースを利用した組織の問題
12ケースを利用した管理者の決断
13ケースを利用した管理と組織の問題
14ケースを利用した専門経営者の判断
15全体まとめ
16定期試験期間