【講義概要】
簿記とは、資金を集めて企業を作る、商品の売り買い、代金の受け払い、金銭の貸し借りといった企業活動を貨幣という単位で帳簿に記録し、それを財務諸表にまとめて、企業の各関係者に知らせるまでの一連の行為に用いられる技術である。
本講義では、そういう簿記一巡の手続きにおける上級レベルの商業簿記を修得することを目的とする。
具体的には、日本商工会議所主催の簿記検定2級(日商簿記2級)および日商簿記1級商業簿記の範囲の中の「連結会計」を学習することとする。そのため、「簿記1」および「簿記2」の範囲は理解していることを前提に講義を進めていく。
また本講義の目的を果たすための具体策として、本講義では出来るだけ多くの演習問題を解いていく予定である。
【学習到達目標】
上級レベルの商業簿記を修得すること
連結会計を理解すること
【履修上の注意】
①しっかり復習すること
②学習状況に応じて講義計画を変更する場合がある
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『一番わかりやすい連結会計の教科書』 TAC株式会社(簿記検定講座)編著 TAC出版 2015年 |
参考書 | 『会計学の基本 第2版 ―基礎から現代の会計―』 加藤盛弘・志賀理・上田幸則・川本和則・山内高太郎・豊岡博著 森山書店 2013年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 60% 平常点(受講態度、小テスト等) 40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 連結財務諸表とは | |
3 | 連結財務諸表の作成方法 | |
4 | 資本連結:支配獲得日の連結 | |
5 | 資本連結:支配獲得日後の連結 | |
6 | 資本連結:子会社配当金の修正 | |
7 | 資本連結:子会社株式の追加取得 | |
8 | 成果連結:内部取引高と債権・債務の相殺消去 | |
9 | 成果連結:未実現利益の消去 | |
10 | 成果連結:評価替資産の売却 | |
11 | 持分法 | |
12 | 持分法の会計処理 | |
13 | 連結包括利益計算書 | |
14 | 連結キャッシュ・フロー計算書 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |