【講義概要】
この科目は、はじめて社会学を学ぶ学生を想定して、社会学という学問についての大まかなイメージをもってもらうことを目的としている。
なるべく身近に起きている出来事や事件を題材にして、その事象がもっている意味を新しさと古さの双方から考察していく、そのことを通して、日常の出来事をただの生活者の視点ではなく、学問的視点、とくに社会学的視点から解明する能力を養う。
受講生が、まず自らの生きる社会を地理的歴史的立場から相対化する力をつけること、第二に、その社会が抱える問題を理解し、その問題がけっして単純なものではないことを理解することを目指す。そして最終的には、社会学の概念と用語を駆使して、自分自身の意見を論じられる段階になるべく近づきたい。
【学習到達目標】
・代表的な社会学者の名前をあげることができる。
・三つ以上の主要な社会学の学説を知っている。
・五つ以上の社会学用語について説明することができる。
・現代社会に生起する諸現象を社会学的観点から論じることができる。
【履修上の注意】
・テキストに沿って話しますので、必ず持参すること。
・飲み物の持ち込みは可。食べ物は不可。
・特別な事情がないかぎり、帽子をかぶって聴講することはできません。
・携帯電話は鳴らないようにして、カバンなどにしまっておくこと。鳴らした場合は、退場を命じます。
・スマホをいじっていた場合は、退場を命じます。
・録音、写真・動画の撮影は禁止。
・後になって学生証を忘れて出席登録が出来なかったと言ってきても、出席したことのわかる証拠(ノートなど)がなければ、修正に応じられません。できるだけ、授業の前後に申し出てください。
・質問は大歓迎します。
【事前準備学習】
テキストを事前に読んでおくこと。読み方や意味の分からない言葉は、事前に調べておくことが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『21世紀社会とは何か―「現代社会学」入門』 船津衛・山田真茂留・浅川達人編著 恒星社厚生閣 2014 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験を基本として、受講態度を加味する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 「21世紀社会」とは何か | |
3 | 自己と社会 | |
4 | 集まりとつながりの力 | |
5 | 集合行動 | |
6 | 「つながり」と社会 | |
7 | ジェンダーと現代 | |
8 | ビデオを観て考えよう | |
9 | 「まなざし」の支配 | |
10 | 宗教と文化 | |
11 | 情報とコミュニケーション | |
12 | 災害と社会 | |
13 | 高齢者の社会関係 | |
14 | 病いの物語 | |
15 | 21世紀社会のゆくえ | |
16 | 定期試験期間 | |