名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限社会科・地理歴史科教育法2秋A名古屋 22國原 幸一朗EQ2406

【授業情報】

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講義概要

 本講義では、中学校社会科と高等学校地理歴史科の「理解・説明」重視の授業と「問題解決」重視の授業を、目標・内容・方法・評価などの観点から解説する。地理と歴史の目標・内容・方法・評価についても解説するとともに、地理においては、「地理的見方・考え方」「地理的技能」と地域調査、歴史においては、「歴史的見方・考え方」「歴史的思考力」「歴史認識」、史資料の活用に焦点を当て、具体的な事例を通してスキルを身に付ける方法を示す。また既に作成した単元計画・学習指導案を学習過程・学習形態・学習方法の面から検討し、模擬授業を通して、単元と本時の授業の関連、本時の展開の適否についても考察する。【重要・必読】経済学部で高等学校「地理歴史科」の教員免許を取得希望する者は、本年度この科目を必ず受講し単位を取得すること。



【学習到達目標】

・中学校社会科と高等学校地理歴史科の「理解・説明」重視の授業と「問題解決」重視の授業の目標・内容・方法・評価を理解する。
・中学校社会科と高等学校地理歴史科の目標・内容・方法・評価を理解する。
・「地理的見方・考え方」「地理的技能」「歴史的見方・考え方」「歴史的思考力」「歴史認識」を育成する方法を理解する。
・単元計画や学習指導案を検討し、模擬授業を通して単元と本時の関連、本時の展開の適否を考察することができる。



履修上の注意

・本科目受講前に、春学期開講する「社会科・地理歴史科教育法1」を履修・単位取得しておくことが望ましい。
・受講に際し、A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意し、配布資料をファイリングしておくこと。
・授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の入手は、受講生本人の責任において行うこと。



【事前準備学習】

【受講前】 毎回、課題を出すので、しっかり調べて所定の用紙にまとめる。
【受講後】 授業内容を復習し、分からないことについては、次の授業時に質問し確認する。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『中学校学習指導要領解説 社会編』 文部科学省 東洋館出版社 2018
『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』 文部科学省 未発行
 特になし。
参考書『社会科教育事典』 日本社会科教育学会 ぎょうせい 2012
『中学校社会科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『地理歴史科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『地理教育用語技能事典』 日本地理教育学会編 帝国書院 2006
『究極の中学校社会科-地理編-』 井田仁康 日本文教出版 2013
『究極の中学校社会科-歴史編-』 伊藤仁郎 日本文教出版 2013
 参考書については授業で説明する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 試験結果(50%)、ワークシートと学習指導案の内容、グループワークへの参加・情報機器の活用(40%)、模擬授業(10%)より総合的に評価する。
【フィードバック】 ワークシートや課題については授業後速やかに評価して次の授業で返却し、よい事例と改善点を説明する。単元計画と指導案については、メールのやり取りで添削・再提出を繰り返し完成させていく。模擬授業についてはコメントし、受講生にもコメントシートを書かせ、その結果を教員が整理して本人に知らせている。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1学習過程の組織化、教材開発の意義と方法、板書計画と発問
2社会科・地理歴史科の授業分析(1)(「理解・説明」重視の授業)
3社会科・地理歴史科の授業分析(2)(「問題解決」重視の授業)
4社会科・地理歴史科の授業開発(1)(地理の目標・内容・方法・評価)
5地理的技能の育成方法
6地域調査の実施方法
7社会科・地理歴史科の授業開発(2)(歴史の目標・内容・方法・評価)
8歴史資料の活用法
9歴史的思考力と歴史意識
10社会科・地理歴史科の授業開発(3)(板書・資料・発問)
11中学地理の授業(中部地方)       (模擬授業開始日は受講生人数により決定する)
12高校地理の授業(世界の気候)
13中学歴史の授業(戦国時代)
14高校日本史の授業(戦後史)
15高校世界史の授業(戦後史)
16定期試験期間