【講義概要】
教職の意義と教員の役割、教師像の変遷、現在の教員に求められる資質・能力、教員の社会と文化について、テキストをもとに具体的な事例を交えながら解説する。また教員になるまでの道筋やライフコースについても解説し、各自自己のライフコースについて考えてもらう。授業は講義を中心とするが、グループワークや発表学習を取り入れ、映像視聴も行う。
【学習到達目標】
・教職の意義と教員の役割、教師像の変遷を理解する。
・教員に求められる資質や能力、職務、チーム学校について理解する。
・教員の社会と文化、ライフコースについて理解する。
・教員養成制度と研修等、教員の力量形成の方法を理解する。
・教職への関心や意欲を高め、自己の教職への適性を見極める。
【履修上の注意】
・教職課程の入門的な科目であるため、できるだけ早い学年で受講するのが望ましい。
・A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意し、配布資料をきちんとファイリングしておくこと。
・授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の入手は受講生本人の責任において行う。
・見知らぬ学生とのグループワークを行うため、最初は抵抗があるかもしれないが、積極的に参加すること。
・教員になるための心構えを問う科目であるため、ふさわしくない言動が見られた場合は叱責したり退席を命じることがある。
【事前準備学習】
【受講前】 教科書をしっかり読み、重要であると思われる箇所にアンダーラインを薄く引き、分からない語については、インターネット等で事前に調べておく。出される課題については、しっかり調べて、自分の言葉でまとめるとともに自分の考えも述べ、出典を必ず明記すること。
【受講後】 授業内容を復習し、分からないことについては、次の授業時に質問し確認する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『教職論』 新井保幸・江口勇治 培風館 2014 授業開始までに教科書を必ず購入しておくこと。 |
参考書 | 『教職論』 岩田康之・高野和子 学文社 2012 『新しい時代の教職入門』 秋田喜代美・佐藤学 有斐閣アルマ 2010 『中学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 東山書房 2018 『高等学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 東山書房 未発行 参考書については授業中に説明する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験結果(50%)、小テスト(10%)、ワークシートおよび課題の内容、話し合い(40%)より総合的に評価し、グループワークへの参加と授業態度で加減する。15分以上の遅刻は欠席とする。2割以上の欠席は失格とする。
【フィードバック】 小テストは次の授業時に返却し解答を説明する。毎回記入するワークシートについても、毎回集め、評価し、次の授業で返却、よい事例と改善点を指摘する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 教師になるということ | |
2 | 教職の意義と教員の役割 (テキスト第1章) | |
3 | 教員の職務内容 (テキスト第1章) | |
4 | 教員と生徒・教師間の関係 | |
5 | 教師像の変遷 (テキスト第2章) | |
6 | 教師に求められる資質能力(テキスト第3章) | |
7 | 教職のエートス (テキスト第4章) | |
8 | 教員養成カリキュラム (テキスト第5章) | |
9 | 教員養成制度 (テキスト第6章) | |
10 | 教員採用制度と改革動向 (テキスト第7・8章) | |
11 | 教員の社会と文化 (テキスト第9章) | |
12 | チーム学校 | |
13 | 教師のライフコース (テキスト第10章) | |
14 | 教科指導と教師 (テキスト第11・12章) | |
15 | キャリアプラン作成 | |
16 | 定期試験期間 | |