名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限減災福祉まちづくり演習春A名古屋 21澤田 景子AX1368

【授業情報】

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講義概要

本演習では、「減災福祉まちづくり」をテーマに学習します。
「まちづくり学(減災福祉)」と対となる演習です。
避難所生活について考えます。みなさんは、大学にいるときに大きな地震が来たら、どうなるんだろう、と考えたことはありますか?白鳥学舎は、避難所になる可能性があります。地震が起きたら、どんなことが起こるのでしょう?大学が避難所になったら、どうなるのでしょうか?そんなことを改めて考え、<想定外>のことへの想像力を鍛えましょう。
この演習では、毎日通っている大学を平常時の「学び舎>としてではなく、災害時に緊急的に避難する場所ととらえなおすところから始めます。避難所をめぐる人々には、「被災した市民」という立場もあれば、「(被災者でありながら)避難所を運営する立場」もあれば、「ボランティア」もあります。このすべての立場について、想像力を養い、実際の行動へとつなげることが、この授業のねらいです。
大学を地域の資源ととらえて、自分たちのとりうる/とるべき行動について、ディスカッションや調査、体験等を通じて学んでいきましょう。



【学習到達目標】

1.減災福祉まちづくりの基礎を体得する
2.他者との協力的関係を築ける
3.多様な意見を尊重できる



履修上の注意

1.第1回目のガイダンス時に履修者を確定します。よって、第1回目を欠席すると履修登録はできません。
2.直近の地域課題によって、取り組む具体的なテーマを確定します。
3.日時は調整しますが、a.b.のため、多忙すぎる人や心身の健康に自身のない人は参加が難しいかもしれません。
a.1泊2日の合宿に授業をふりかえる可能性があります。
b.その他、授業を時間外にふりかえる可能性があります。
    (遠くには行きませんが、ふりかえ授業での活動(移動や食事)は基本的に自己負担が必要です。)
4.座学ではないので、積極的に演習に参加する人を募集します。
5.受講希望者が多数の場合は、減災福祉まちづくり学あるいはボランティア演習を履修済みの人を優先、GPAと履修状況を総合的に勘案して受講者を決めます。



【事前準備学習】

参考文献を読み、メディア等を通じて情報収集をおこなってください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』 矢守克也・吉川肇子・網代剛 ナカニシヤ出版 2005
『被災地デイズ:時代QUEST』 矢守克也編著 弘文堂 2014
『減災と市民ネットワーク~安全・安心まちづくりのヒューマンウェア~』 三舩康道 学芸出版社 2012
『災害ユートピア:なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか』 レベッカソルニット 亜紀書房 2010
『12歳からの被災者学: 阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵』 土岐憲三・河田恵昭・林春男監修 日本放送出版協会 2005
他にも、参考図書は適宜紹介します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

まちづくりの前に、授業づくり。授業への参画(60%)、期末レポート(40%)を目安に総合的に評価します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
11: ガイダンス
22: 減災についての基礎知識の確認
33: 名古屋の被害想定を知る
44: 福祉についての基礎知識の確認
55: 避難生活を知る
66: 防災ゲーム①:導入
77: 防災ゲーム②:実施
88: 防災ゲーム②:振り返り
99: 要配慮者への支援、配慮を学ぶ➀:高齢者
1010: 要配慮者への支援、配慮を学ぶ➁:障害者
1111: 避難所運営を考える①条件の洗い出し
1212: 避難所運営を考える②疑似体験準備
1313: 避難所運営を考える③疑似体験の実施
1414: 避難所運営を考える④ふりかえり
1515: まとめ:避難所運営の提案
1616: 定期試験期間