名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限ポートフォリオ・マネジメント論秋A名古屋 23姜 喜永CS3313

【授業情報】

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講義概要

 本講義は、個別証券の価格変動リスクを回避することができるポートフォリオ理論、さらに証券市場全体の価格変動リスクを管理できる指数先物・指数オプション取引を用いた投資戦略について学習することから、最適な証券投資のあり方を提示する。

Ⅰ ポートフォリオ理論
 現代の投資理論の核を成しているポートフォリオ理論を、個別証券の分析、ポートフォリオの分析、ポートフォリオの選択という投資選択の過程にそって学習する。ここでは、平均、分散、共分散、相関係数などの統計学の知識が必要とされるが、それらを分かりやすく説明していく。
Ⅱ CAPMにおける収益とリスク
 ポートフォリオ理論に基づいて展開されたCAPMはどのようにして導出されるか、そのCAPMが意味するものは何であるか、またCAPMの検証に用いられている市場モデルの推定およびCAPMの証券投資への応用とその限界などを明らかにする。
Ⅲ 株価指数先物の投資戦略
 先物取引の機能、先物の理論価格などについて概説した後、日本の日経平均株価先物取引の仕組み、および株価指数先物を利用した投資戦略等について学習する。
Ⅳ 株価指数オプションの投資戦略
 オプションとオプション取引、基本的なオプション取引の損益、オプションの価格理論などについて概説し、また日本のTOPIXオプション取引を利用した投資戦略等について学習する。



【学習到達目標】

証券投資において、リスク管理の考え方や主要な理論を徹底的に習得させる。



履修上の注意

証券市場論、国際資本市場論、証券投資論を受講してから履修することが望ましい。 
MS-EXCEL等を用いて投資決定に関する問題を解いていくので、指示に従ってノート・パソコンを授業に持参すること。



【事前準備学習】

指定した教科書を使って予習をすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『入門証券論 第3版』 榊原茂樹・城下賢吾・姜喜永・福田司文・岡村秀夫 有斐閣 2013年
参考書『1からのファイナンス』 榊原茂樹・岡田克彦 中央経済社 2012年
『パーソナル・ファイナンス入門』 榊原茂樹・城下賢吾・姜 喜永・砂川伸幸 中央経済社 2006年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業中の小テスト30%、中間試験30%、期末試験40%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ポートフォリオ理論(理論体系と証券分析)
2ポートフォリオ理論(ポートフォリオの収益とリスク)
3ポートフォリオ理論(共分散と相関係数)
4ポートフォリオ理論(リスク分散化効果)
5ポートフォリオ理論(有効ポートフォリオ)
6ポートフォリオ理論(最適ポートフォリオ)
7CAPMにおける収益とリスク(前提条件と導出)
8CAPMにおける収益とリスク(市場モデル)
9中間試験
10CAPMにおける収益とリスク(批判とAPT)
11株価指数先物の投資戦略先物取引の機能、株価指数先物取引)
12株価指数先物の投資戦略(投資戦略)
13株価指数オプションの投資戦略(オプション取引とその機能)
14株価指数オプションの投資戦略(株価指数オプション取引)
15株価指数オプションの投資戦略(投資戦略)
16定期試験期間