名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限商品政策論秋A名古屋 23小谷 光正CS3306

【授業情報】

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講義概要

 今日、日本の流通産業においてはセブンイレブンなどのコンビ二エンスストアの成長、ユニクロに代表されるSPAなど新業態の登場、ウォルマートなど外資系流通企業の参入、e-リテールの普及、さらにこれまで日本の代表的流通企業であったダイエーの不振といった非常に大きな重大な変化の波にさらされている。流通企業は環境変化に対応して自分のポジションを明確にし、時には変革もせねばならないなど厳しい現実をみすえた対応が要求されている。
 この講義は大きく分けて3つの内容から構成されている。まず、検討されるのは商業活動の概要とそれを取り巻く流通経済の動向、次に具体的なマーチャンダイジングの技法そして最後にマーチャンダイジングと法律及び諸活動との関わりである。いずれも商品政策に密接に関連した内容である。
 本講義では、流通企業のマーケティングなかでも商品政策を分析するための理論的フレームワークを提示するとともに、メーカーのマーケティング政策との同質性、異質性を視野にいれ、できるだけ実際の流通企業の事例をもとに検討していきたい。講義では、発言を求めたりするが、積極的な発言、質問などは大いに歓迎する。
定期試験とは別に毎回理解度をみる小テストを実施していく。



【学習到達目標】

主として小売業が行う商品政策における理論と実践に関して基本的知識の体得と、主体的に情報収集・情報活用を行い、テーマの理解を深めてもらうことが目標である。



履修上の注意

初回の授業でも伝達するが、教室内の基本的マナー(脱帽,携帯の電源切る,飲食禁止,私語の禁止,ゴミを散らさない等)は厳守すること。守らないものは履修取り消しとなるので注意。資料の配布は当該の講義でしかおこなわない。体系的理解のためには欠席をしないこと。



【事前準備学習】

 テーマについてどのような現象が実際起こっているのかについて情報収集を行っておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は指定しない。補足のためのプリントは配布するが、その都度の講義でしか配布しない。
参考書その都度指示する。
指定図書『ヨーロッパのトップ小売業 : その史的展開』 マーケティング史研究会編 同文舘出版 2008.10
『業態の盛衰 : 現代流通の激流』 田村正紀著 千倉書房 2008.12
『ケースでわかる流通業の知識』 寺嶋正尚著 産業能率大学出版部 2014

評価方法

小テスト15点(毎回の授業理解確認)および中間テスト(レポート)10点、定期試験75点、その他プラスアルファとして発言、授業態度を加味して評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス 商品政策論への招待
2流通業 歴史的発展過程
3商品政策 循環型サイクル
4マーチャンダイジング 52週MD
5ビジュアルマーチャンダイジング
6店舗開発
7需要予測の基本とその手法
8商品在庫管理の基本と在庫回転率
9仕入予算計画と管理
10仕入先の選定、流通業における商品開発
11価格の設定と運用管理
12CRM政策
13立地政策
14小売業の広告政策
15今後の商品政策論 課題と展望
16定期試験期間