【講義概要】
本講義は,現代社会において「働くこと」に関して様々な観点からの理解を深めながら,あなたが自分のキャリアをデザインするための基本的な姿勢を身につけることを目的としています。本講義では,春学期の「キャリアデザイン1a」で学んだ諸点を踏まえて,“一人前の社会人”にさらに一歩近づくステップとして,とくに「働くこと」について考えます。
本講義では,まず「なぜ働くのか?」の意味を考えます。なかなか「100%お金のためだけに働くんだ!」とは割り切れない,でも,「やりがい」だけを追い求めてしまっても生活できない…。その狭間にあってあなたはどのように働くのか?この難題に関心を向けてみます。次に,本講義では,現代社会における多様な働き方について数回にわたり学びます。たとえば,正社員とフリーター・アルバイトなどの非正社員では何がどう同じで,何がどう違うのでしょうか。働く上で,男性であるか女性であるかは何か関係するのでしょうか,関係しないのでしょうか。また,そのような多様な働き方の多くを提供している企業はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。それらについての理解を深めた上で,あなたがどのように働いていきたいのか?という現時点でのビジョンを描きます。
【学習到達目標】
①働くことや収入を得ることの意味について、自分の考えを具体的に述べることができる。
➁現代の多様な「働き方」について具体的に説明することができる。
➂卒業後のキャリアデザインについて、他者と討議することができる。
【履修上の注意】
①本講義では、自主学習とともにグループ学習を重視しています。
これは、本講義が、他者と協働できる社会人の涵養を意図しているためです。
したがって、他者との協働を妨げるような態度や行為(例;私語、ワークへの不参加や消極的態度、暴言など)が見られた場合は、退室を求めたり、評価点を大幅に減点したりする場合があります。
履修者は「協同」を常に意識し、お互いに気持ちのよい履修ルールの順守に心掛けましょう。
②万一、病気・障害等の事情によりグループ学習に困難がある場合は遠慮なく教員に相談してください。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。
たとえば、就活を経験している(した)先輩の話、親御さんの仕事の話、マスコミ報道などは有益な情報になりえます。
また、地下鉄の中でたまたま聞こえてきたリクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料に取り入れてみるなどの工夫をすると、より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『キャリアデザイン1』』 安藤りか・江利川良枝 一粒書房 2019 春学期に購入した教科書を1bでも使用ます。詳細は授業内で指示します。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
以下の①~④点を100点満点として、このうち60点以上を合格とします。具体的内容については、初回授業で詳細を示しますので注意して聴くようにしてください。なお、欠席5回で確実に失格にします。
①平常点30点、②課題点30点、③筆記試験30点、④NGUドリル到達点10点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 「働くことの意義」を考える | |
3 | 「働き方」を考える➀ (正社員として働く・非正社員として働く) | |
4 | 「働き方」を考える➁(収入とライフイベント) | |
5 | 「働き方」を考える③(雇用されて働く・起業して働) | |
6 | 「働き方」を考える④(1つの企業で働く・転職して働く) | |
7 | 「働き方」を考える⑤(男性と女性のライフイベントの特徴) | |
8 | 「働き方」を考える⑥(女性の働き方) | |
9 | 「働く環境」を知る➀(企業組織) | |
10 | 卒業生講演会 | |
11 | 「働く環境」を知る➁(業界と職種) | |
12 | 「働く環境」を知る③(雇用問題) | |
13 | 「望ましい働き方」を考える①(インタビュー) | |
14 | 「望ましい働き方」を考える②(レポート)・まとめ | |
15 | 確認試験 | |
16 | 定期試験期間 | |