名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限デジタル・プレゼンテーション春A名古屋 21児島 (インストラクター1)EK1304

【授業情報】

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講義概要

 実社会で学生に求められる力のひとつが「コミュニケーション能力」で、就職の面接時に必ずチェックされます。コミュニケーション能力には、相手に自分の考えを正確に伝える力も含まれます。これを伸ばすためのひとつの方法はプレゼン技術の研鑽です。学部ではプレゼンスキルの向上を目指して「デジタル・プレゼンテーション」をクラス指定科目にしています。パソコンを使ったプレゼンの基本技能と効果的な発表方法をマスターします。具体的には、新入生全員に配付されたノートパソコンで、受講生がPowerPointでスライドを作成・編集できるようにします。次に、プレゼンに必要な事前準備を学び、実際の発表までの手順を覚えます。そして、他人の発表を評価(相互評価)することから自分の発表を振り返ります。最終的に説得力のあるスライドを完成させ、効果的なプレゼンをできるようにします。
 授業は実習形式ですが、単なるPowerPointの作業だけでなく、プレゼンに関わる基礎的知識(コンテンツの著作権を含む)や効果的な発表方法を習得することを狙いとします。あわせて、1年生春学期の配当科目なので、パソコンを円滑に操作できるようキーボードの練習をします。タイピングサイトを活用し、目標スコアをクリアできるように指導します。
 本講義で学習した技術や知識を完全に自分の「能力」とするためには、大学4年間の心構えが重要です。プレゼン能力の上達には、継続的な実践トレーニングが何より大切です。学部ではゼミを中心に発表する機会が多くなりますので、このような実践を通じて、「デジタル・プレゼンテーション」で学んだ内容を復習し、プレゼン力に磨きをかけてください。また、就職活動において自信を持ってプレゼンに臨めるようになることを期待します。経済学部の「卒業研究発表会」で素晴らしいプレゼンが披露できるような高い志を持ってください。
 この授業は、経済学部のディプロマ・ポリシーのうち【思考力・判断力・表現力】「自らの意見・考えを他者に的確に伝え、コミュニケーション・議論の中で自らの改善に活かす力」を養うことを主な目的としています。



【学習到達目標】

毎回、遅刻や欠席をせず、積極的な姿勢で受講できる。
実習や小テストにおいて、十分な準備や復習ができる。
PowerPointの基礎的内容(技術・知識)を完全にマスターできる。
ノートパソコンを使い実際のプレゼンテーションができる。
他人の発表方法を注意深く観察し、よい点を積極的に取り入れることができる。
タイピング技能を向上させ、パソコン操作に自信が持てる。
なお、詳細な達成項目はルーブリックを参照してください。



履修上の注意

 本科目はノートパソコンによる実習科目なので、毎回、ノートパソコン一式(本体・電源アダプタ・LANケーブル)を持参すること。学部のクラス指定科目であり「情報処理基礎」と同様に少人数で構成されます。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCSの教育支援システム(出席・授業アンケート・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用します。実習なので、遅刻や欠席は厳禁です。出席状況が悪くなればCCSから「警告」し、それでも改善がみられない場合には「失格」を通知します。また、受講態度も重要で、同じ授業時間中に、2度注意を受けた学生は「欠席」とします。



【事前準備学習】

前回の授業で扱った内容(技術・知識)をしっかり確認し、授業に臨むこと。
Minutepaperなどの課題は期限までに必ず提出し、自学自習などの宿題は授業前に終えておく。
その月までに提示されている「経済学コア6」のテーマは必ず終えておく。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『情報利活用 プレゼンテーション PowerPoint 2016対応』 山崎紅 日経BP社 2016
参考書『伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2016
『2019 スタンダード 基礎セミナー』 名古屋学院大学 基礎セミナー分科会編 2019
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

詳細は、ルーブリックによる。
1) 授業態度(出席状況を含む)およびCCSでの課題提出状況
2) CCSによる自学自習と複数回の小テスト, コア6コンペの成績
3) タイピング技能(最低基準をクリアすること)
4) プレゼンテーション(発表用スライド、発表態度など)
5) プレゼンの相互評価
6) 遅れてしまった受講生のフォロー



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1講義ガイダンス(プレゼンの必要性と活用事例, タイピング練習)、ルーブリック記入(1)
2PowerPoint基礎(1) スライド作成・追加・レイアウト・ファイルの保存
3PowerPoint基礎(2) デザイン設定・文字の装飾・箇条書き
4PowerPoint基礎(3) オブジェクト処理・アニメーション設定
5PowerPoint基礎(4) スライドの切り替え・スライドショー・一覧表示
6確認テスト:タイピング・CCS小テスト(PowerPoint)、クラウド(Dropboxなど)への保存
7著作権への配慮とプレゼン練習:ミニプレ(1)
8情報倫理の学習とプレゼン練習:ミニプレ(2)、ルーブリックで到達度の確認(2)
9プレゼンの準備(1) チャート化、表とグラフ活用、クラウドソフトPreziの紹介
10プレゼンの準備(2) 配布資料と印刷
11プレゼンの準備(3) リハーサル(プロジェクタ操作、ミラーリングの方法), コア6コンペ
12仕上げ:チェックリスト、時間配分、ノートペインの活用、スライドマスター
13発表実習(1) 講評
14発表実習(2) 相互評価
15発表実習(3) 総評、まとめ、振り返りとしてのルーブリックによる到達度確認(3)
16定期試験期間(到達度の確認:ルーブリックから自己評価)