名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限【教養】文化人類学秋A名古屋 21今村 薫AW1305

【授業情報】

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講義概要

 この講義では、文化的存在であると同時に生物的存在である人類の特徴について理解をすすめることを目指す。
 現在の地球のエネルギー収支や環境生態系における人類の位置づけに触れた上で、どのような過程をへて現在にいたるのか、食料摂取を含む幅広い意味での資源利用と、近代国家のような高度化された政治体制を含む社会組織の多様な特徴とそれらを支える普遍的な仕組みについて解説する。自然人類学、文化人類学、霊長類学、人類生態学、先史考古学などの知見を総合化することで見えてくる「ひと」の全体像を把握することを試みたい。
 本講義は、大学全体のディプロマポリシーのうち、「主体性・多様性・協働性」を理解し実行できることを目指す。



【学習到達目標】

現在の地球上における人間の位置づけについて理解し、広い視野から現代社会の問題について自分の考えを持てるようになる。情報収集・分析力、論理的思考力などの習得を目指す。



履修上の注意

 ノートの取り方を工夫してください。黒板を写すだけではなく、自分の頭で理解しながらノートにまとめてください。
 毎回、講義の終わりに課題を出しますが、丁寧な字で書くこと。内容だけでなく講義への姿勢も、提出物から判断します。



【事前準備学習】

 自分の文化を相対的に見ることを心掛けてください。事後学習として、配布資料や講義ノートから講義内容を復習しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『総合人類学としての「ヒト学」』 高倉浩樹 放送大学出版会 2018
教科書を中心に講義をすすめますので、教科書は必ず購入してください。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書『ジェンダーで学ぶ文化人類学』 田中雅一, 中谷文美編 世界思想社 2005.1
『遊動民 (ノマッド) : アフリカの原野に生きる』 田中二郎 [ほか] 編 昭和堂 2004.4

評価方法

毎回講義の終わりに課題を出しますので、その提出物の内容から平常点をつけます。提出物には返却してフィードバックしますので、自分の学習理解度を確認してください。最終的な成績は、期末試験90%、平常点10%で採点します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1地球におけるヒトの存在
2文化としてのドメスティケーション
3からだの進化
4食べものをとる
5家畜とともに暮らす
6食べものをつくりだす技と場
7ヒトの家族の起源
8ヒトの繋がり
9時間と空間を区別する
10遊ぶことと祈ること
11「もの」のやりとり
12支配の仕組み
13現代世界の成り立ち
14グローバリゼーション
15地球温暖化と人類社会
16定期試験期間