【主題】
経済理論ならびに公共経済学、地方財政論分野の論文や雑誌記事、専門書、ウェブサイトなどを自ら調査した上で報告を行い、研究論文をまとめ上げる。
【指導方針概要】
3年次の経済演習での学習の基礎の上で、公共経済学、財政学、地方財政論分野での研究を指導していく。本演習では、ゼミ生が各自の卒論テーマに基づいて、専門書や学術論文、雑誌記事を読みこなし、また関連のウェブサイトを検索するなどしてレポートを作成し、授業時に報告を行ってもらいます。報告担当に当たっていない学生も演習時には積極的に質問して、議論を盛り上げるよう努力して下さい。報告者の報告に対し何も質問が出ないような沈滞した演習にならないようにして下さい。なお、無断欠席は厳禁とし、やむを得ず欠席する場合は必ず事前に届け出て下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | テキストは使用しない。 |
指定図書 | 『制度と認識の経済学』 船木由喜彦, 石川竜一郎編著 NTT出版 2013.9 『制度と進化のミクロ経済学 』 サミュエル・ボウルズ著 ; 塩沢由典, 磯谷明徳, 植村博恭訳 NTT出版 2013.7 『協力ゲーム理論 』 中山幹夫, 船木由喜彦, 武藤滋夫著 勁草書房 2008.7 『財政学入門』 西村幸浩著 新世社 2013.7 『ミクロ経済学の力 : micro economics 』 神取道宏著 日本評論社 2014.9 『ゼミナールゲーム理論入門』 渡辺隆裕著 日本経済新聞出版社 2008.4 『ゲーム理論アプリケーションブック』 船木由喜彦, 武藤滋夫, 中山幹夫編著 東洋経済新報社 2013.11 『地域間ヤードスティック競争の経済学』 西垣泰幸著 日本経済評論社 2017.12 『スティグリッツの経済学 : 「見えざる手」など存在しない 』 藪下史郎著 東洋経済新報社, 2013.2 |
【学生に対する希望事項】
応募に際して、所属コースを問わない。
ゼミでは、報告者に当たっていなくても積極的に質問し、自分の考えを述べることのできる人を求めたい。春学期は就職活動のため、なかなか身を入れて研究報告に時間を割きにくいとは思うが、ゼミにはできる限り出席してほしい。そして秋学期に入ったら、卒業論文の完成を目指して、本格的に研究報告を行ってほしい。アカデミックな経済理論だけでなく、時事問題などにも積極的な関心を持って、自分の意見を主張できる能力を培ってほしい。ゼミ生による研究発表だけでなく、参加学生同士の親睦を図っていきたいと思うので、コンパや合宿などのゼミ行事に積極的に参加できる人にのみ加入してもらいたい。