名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習(3年)通年名古屋 43水田 健一EK3101
5限専門演習(3年)通年名古屋 43水田 健一EK3101

【授業情報】

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主題

経済理論ならびに公共経済学、地方財政論分野の文献を輪読し、またテーマについての討論を通じて、現代の社会的・経済的問題への関心を深め、理論的、応用的研究能力を養う。さらに、自ら選んだ課題に関する資料を調査した上で、それに基づいて小論文を作成することを目的とする。



指導方針概要

 公共経済学を中心とする経済理論を体系的に学ぶための基礎を養い、現代経済学の理論的・実証的分析手法の研究を通じて、現代の公共経済を見る眼を養成することを目的とします。特に公共支出やその費用負担メカニズムの研究など、地方政府・中央政府の財政にかかわる政府行動の経済学(公共経済学)の理論的・実証的な研究を指導していく予定です。
 本演習では、ゼミ生による輪番でのテキスト内容の報告と全員の討論によってゼミを展開していきます。報告に当たっては、テキストの報告担当部分を熟読して内容をよく理解した上で、レジュメを作成して下さい。内容を十分理解しないままでレジュメを作成して報告しようとすると、どうしても「棒読み」となってしまいます。棒読みで報告しても、報告とは認められません。
 報告者に当たっていない場合も、事前にテキストをよく読んでおき、演習時には積極的に質問して議論を盛り上げるようにして下さい。指定されたテキストは必ず購入し、毎回授業時には持参すること。テキストを持たずに出席しても、出席扱いにはしません(度重なる場合は、「失格」扱いとします)。なお、無断欠席は厳禁とし、やむを得ず欠席する場合は必ず事前に届け出て下さい。特に、報告者に当たっていながら無断欠席することのないように。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキストテキストは今のところ未定です。テキストが決まり次第、この欄に提示します。ちなみに、昨年度(2018年度)は、以下のテキストを使用しました。 渡辺隆裕 『ゼミナール ゲーム理論入門』 日本経済新聞出版社 2008年4月刊。
指定図書『制度と認識の経済学 』 船木由喜彦, 石川竜一郎編著 NTT出版 2013.9
『制度と進化のミクロ経済学』 サミュエル・ボウルズ著 ; 塩沢由典, 磯谷明徳, 植村博恭訳 NTT出版 2013.7
『協力ゲーム理論』 中山幹夫, 船木由喜彦, 武藤滋夫著 勁草書房 2008.7
『財政学入門』 西村幸浩著 新世社 2013.7
『ミクロ経済学の力 : micro economics 』 神取道宏著 日本評論社 2014.9
『ゼミナールゲーム理論入門 』 渡辺隆裕著 日本経済新聞出版社, 2008.4
『ゲーム理論アプリケーションブック 』 船木由喜彦, 武藤滋夫, 中山幹夫編著 東洋経済新報社 2013.11
『地域間ヤードスティック競争の経済学 』 西垣泰幸著 日本経済評論社 2017.12
『スティグリッツの経済学 : 「見えざる手」など存在しない』 藪下史郎著 東洋経済新報社 2013.2

学生に対する希望事項

 応募に際して、所属コースを問わない。
 ゼミでは、報告者に当たっていなくても積極的に質問し、自分の考えを述べることのできる人を求めたい。できるだけ経済理論、特にミクロ経済理論に興味のある学生に入ゼミしてほしい。アカデミックな経済理論だけでなく、時事問題などにも積極的な関心を持って、自分の考えを主張できる能力を養ってほしい。ゼミ生による報告を中心とした座学だけでなく、参加学生同士の親睦を図っていきたいと思うので、コンパなどのゼミ行事に積極的に参加できる人のみ加入していただきたい。
 また、演習での報告に当たっては、特に次の点に注意してほしい。①レジメをまとめるときは、テキストの丸写しは厳禁です。自分なりに内容をよく理解し、自分の言葉でテキストの内容を整理したレジメを作成する。自分の言葉でキスト内容を要約し、再構成する文章力を身につけてほしい。②レジメの「棒読み」はしない。聞き手に対して報告内容をわかりやすく報告する能力を身につける。図表の内容を説明する際は、プロジェクターや黒板での作図を用いながら、作図に即した説明を行って下さい。レジメに書いた内容をただ棒読みするだけの報告では、報告したことにはなりません。