名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習(3年)通年名古屋 43佐々木 健吾EK3101
5限専門演習(3年)通年名古屋 43佐々木 健吾EK3101

【授業情報】

表示する



主題

経済学の考え方で社会を理解すること



指導方針概要



2年次までの学習で経済学の大枠に触れられたと思います.興味と理解が深まった人も,まだイマイチ
ぴんとこない人もおられると思います.本演習では,経済学という学問と,社会における生活の関係を
具体的に「よりいっそう」理解してもらうための場を提供したいと思います.

わたしの専門は環境経済学で,特に貧困・開発問題と環境問題の関係や,地球温暖化などを研究テー
マにしています.したがって,それらに関心のある方は歓迎致します(特に卒業論文などで環境問題を
扱いたいと思う人は,しっかりと指導することができると思います).しかし,この演習では,わたしの専
門領域外であっても,別途さまざまなテーマを扱いたいと思います.

3年次の研究報告書、4年次の卒業論文のテーマはひとりひとりが自分で設定することになりますが、
わたしのほうから扱うテーマに対する縛りはかけません。経済に関係していれば何でも構いません。
過去の学生の研究テーマとしては、「人間の非合理性にかかわる実験」「日本とアメリカの球団経営
の比較」「格差社会」「水問題」「地球温暖化」「ディズニーランドの経営モデル」「ゆるキャラの経済効果」
「終活の経済学」など様々です。

3年次の導入として、まず経済学の基礎的概念(機会費用、サンクコスト、インセンティブ、比較優位、
囚人のジレンマ、etc.)と最近話題になってきた行動経済学の概念(ヒューリスティクス、プロスペクト
理論、フレーミング効果、etc.)について学習・復習し、その後の各自の研究に移っていきます。

ゼミは,輪読,プレゼン,グループディスカッション,皆さんに参加してもらうアンケート実験などを中心に
進めたいと思います.「積極的な参加が条件です」.勉強とともに友達もたくさん作ってください.

なお、ゼミ内で一定程度の合意が取られれば,中部経済学学生コンソーシアムインターゼミ(愛知大、
南山大、中京大、名古屋大、名市大、愛知学院大、富山大などからなるインゼミ、www.ceis.jpを参照)への
参加、ゼミ合宿等、課外活動への参加も考えます.

ゼミポスターも参照してください。

(扱うテーマは上記に限らず,おもしろそうなものを積極的に取り上げます.みなさんからリクエストが
あれば,それも受け入れます)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『ヤバい経済学』 スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー 東洋経済新報社 2007年
『0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる』 スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー ダイヤモンド社 2015年
『行動経済学の逆襲』 リチャード・セイラー 早川書房 2016年
『統計学が最強の学問である』 西内啓 ダイヤモンド社 2013年
購入を必須とするものではありません。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項


積極的・協力的な学生さんを期待します.