【指導方針概要】
大学時代は大きな自由を保障された時間です。履修科目の選択に限らず、自分の持っている24時間の使い方総てを自由に決めることができます。しかし、自由であるということは、自分の意志や行動に総ての責任を負う、ということでもあるのです。だから、この時を主体的に生き、卒業後にも胸を張れる大学4年間にして欲しいと思っています。
主体的に生きる学生に対して大学が提供する最大のサービスは、授業です。とりわけ,少人数で構成される専門基礎演習Iは、学生・教員双方ともに濃密な人間関係の下,特定のテーマについてじっくりと学ぶことができる時間です。自らの興味関心に従いながら,真剣な選択をすることを願います。
さて,私の専門基礎演習Iでは、地球規模のエネルギーと環境問題をテーマとして扱います。自由な発想ができる学生時代に、一度は真剣に考えて貰いたいテーマであると思います。演習時間内の構成は、①新聞記事を題材とするディスカッション、②テキスト輪読、③テーマを決めた調査研究、などです。自らの思考を深め,プレゼンスキルやコミュニケーション能力を磨く、基本的な訓練の場と位置づけています。成績は問いませんが、積極的に参加してみよう、という気概の学生を希望します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『エネルギー白書2018』 経済産業省 2018年 『環境白書2018』 環境省 2018年 政府刊行物である『白書』は書店でも購入できますが,Webから無料でダウンロードが可能です。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
1年次の成績は問いません。しかし毎回出席とやる気は重要です。学生時代に,役にも得にもならない地球大の問題を考えてみよう,という気概のある学生を期待しています。