【講義概要】
法律問題は難しいと考えられがちです。近年はテレビ番組で“法律”という単語がタイトルにつくものも増えてきているので、少しはなじみもでてきたことと思います。これらの番組を見た後、法律に興味を持ち、六法を購入したけれども、難しい言葉や文章が次から次へと出てきて勉強を断念してしまったという話しをよく聞いたことがあります。確かに法律を読んでみると、「これは本当に日本語か?」と思うような文章が多く存在します。それでは、「難しいから法律なんか知らなくてもいいや」ということで話は済むのでしょうか? 結論からいわせてもらえれば、答えはノーです。皆さん一人ひとりが生活していく上で、法の話が関係しない所はほとんどないといってもよいからです。例えば、皆さんがコンビニで買い物する場合はどうでしょう? 自転車、バスや電車を利用する場合は? 皆さんが日常的に行っているこのようなこともすべて法の話が関わってくるのです。従って、その知識を持っていれば持っているほど充実した人生をおくることができるといっても過言ではありません。本講義では、新聞記事、雑誌記事、マンガなども取り上げ、皆さんの日常生活において法がどのように関わっているのか知ってもらい、そして皆さんが今後生活していく上で必要な法の知識と考え方を身につけてもらうことを目指します。
【学習到達目標】
①われわれの日常生活と法律がどのように関わっているか理解できるようになること。
②新聞やニュース番組で取り上げられる法律問題について理解できるようになること。
③法律科目がある国家試験などを受けるための基礎的知識を養うことができるようになること。
【履修上の注意】
唯一つの履修条件として、授業中私語をする方は真面目に授業を受けている方の迷惑になりますので参加しないで下さい。またできる限り、学生と教員との対話型の講義を行っていきたいと思いますので、参加者は使用してほしい事例などを積極的に提示して下さい(初回(必ず参加して下さい)にアンケートを実施しますので、考えておいて下さい)。
【事前準備学習】
毎日、法律の話が関わるニュースにふれて下さい。例えば、犯罪事件や裁判。
義務教育時、あるいは高校時に勉強した法律の部分を復習しておいて下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『Qからはじめる法学入門』 榎澤幸広・小川由美子 みらい 2017 |
参考書 | 配布プリントに記載するか、講義中に提示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
履修者数などに応じて変更する場合があります。初回の状況で判断します。必ず出席して下さい。
①31人~65人:定期試験70%と小テスト(レポートで実施する場合もあり)30%で評価 ②30人未満:小テストを毎回行い、小テストの受験回数50%と内容50%で評価 ③65人を超える場合:定期試験で評価。赤点(45点~59点)の者に対しては、授業中の小テストを9割以上受験している場合、補助点を付加します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 日常生活と法律(ガイダンスも含む) | |
2 | まず我々の日常生活を振り返る | |
3 | 日常生活と関係する法律は何が存在するか? | |
4 | 結婚・離婚と法 | |
5 | 遺産相続と法 | |
6 | 遺言と法 | |
7 | 犯罪と法 | |
8 | 刑罰と法 | |
9 | 刑法総論に示されていること | |
10 | 裁判と法 | |
11 | 民事裁判と法 | |
12 | 刑事裁判と法 | |
13 | 労働と法 | |
14 | 医療と法 | |
15 | 授業総括 | |
16 | 定期試験 | |