【講義概要】
社会科および地理歴史科教員として「日本史」を教えるために必要な歴史的事項の理解を深めます。ともすれば、歴史の学習は単純な事項の羅列による暗記学習におちいりがちですが、教える側の教師が因果関係としての歴史文脈を理解できていないことに、その原因があります。そこで、本講義は教師を志す学生のため、特に体制や政権の成立・展開・衰退を歴史の流れに重点を置いて考えていきます。
【学習到達目標】
社会科および地理歴史科教員としてふさわしい日本史の知識を獲得する。
【履修上の注意】
教員免許の取得を目的とする科目ですので、それ以外の学生は履修登録できません。
出席が規定に満たない場合、失格となります。
【事前準備学習】
毎回の講義テーマ関係分の資料コピーを配布するので、事前に予習をしてくること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『詳説日本史図録』 山川出版社 2016 『詳説日本史図録』 (山川出版社)もしくは類似図録類を高校で使用していた人は、それを使用しても可です。 |
参考書 | 高校で日本史を学んだ人は、その教科書も持参してください。 |
指定図書 | 『大内と大友 : 中世西日本の二大大名 』 鹿毛敏夫編 勉誠出版 2013.6 『戦国大名の外交と都市・流通 : 豊後大友氏と東アジア世界』 鹿毛敏夫著 思文閣出版 2006.2 『月に名前を残した男 : 江戸の天文学者麻田剛立』 鹿毛敏夫 [著] 角川グループパブリッシング 2012.8 |
【評価方法】
平常点80%(課題40% 授業態度40%)、レポート20%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 歴史を学ぶこと・教えること | |
2 | 邪馬台国と大和政権 | |
3 | 律令国家の成立と発展 | |
4 | 摂関時代の政治 | |
5 | 鎌倉幕府の成立と展開 | |
6 | 南北朝の動乱 | |
7 | 室町幕府の成立と展開 | |
8 | 戦国時代と織豊政権の成立 | |
9 | 江戸幕府の成立と発展 | |
10 | 幕藩体制の動揺と列強の接近 | |
11 | 明治維新と近代国家の成立 | |
12 | 大正デモクラシーの時代 | |
13 | 太平洋戦争と日本 | |
14 | 戦後の日本 | |
15 | 現代の日本 | |
16 | 定期試験期間 | |