【講義概要】
聖書はそれを真剣に読む者には何らかの影響を与えずにはおかない書物です。
古代ヘブライ人は聖書を生み出し、また聖書によってヘブライ人の精神が形成されました。
ヘレニズム時代のユダヤ人、ナザレのイエスの言行に触れたローマ帝国の人々は次々とクリスチャンになりました。
日本でもポルトガルの宣教師がやってきたときに西日本を中心に多くの人々がキリストの教えを受け入れていきました。
それに恐れを感じた為政者たちはキリスト教を禁教にしましたが、幕末には黒船と共にプロテスタント・キリスト教もやってきました。この講義では幕末・明治維新の時代の日本人が聖書に触れてどのような衝撃を受けたかに焦点を当てます。
【学習到達目標】
「文明開化」、「和魂洋才」の「文明」、「洋才」の根底にある聖書の真理がいかに当時の人々の魂を揺さぶったかを見ることを通して、聖書の持つ力を見ていきたいと思います。
【履修上の注意】
よく学び、よく考え、よく生きようとする姿勢で、受講してもらいたい。他の存在に気配りできるような誠実さをもって講義に取り組んでもらいたい。
【事前準備学習】
シラバスを見て、担当者が掲げる人物たちの事績、考えなどに関する書物を読んでもらいたい。本学の図書館は充実しているので、図書館司書に相談して、アドバイスを受けて、紹介された書物類を読むのも良い。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義の中で、そのほか、プリントされた資料を配布。 |
参考書 | 『聖書を読んだサムライたち』 守部征夫 いのちのことば社 2010年 受講生のみなさんに読んでもらいたい書物類は沢山あります。講義の中で、その都度、紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験50% 平常点50%( 課題25% チャペル参加25%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 宣教師フルベッキ | |
2 | 今井信郎 | |
3 | 坂本直寛 | |
4 | 津田梅子 | |
5 | 新島襄(1) | |
6 | 新島襄(2) | |
7 | 山本八重 | |
8 | 映像で見る明治の女性キリスト者 | |
9 | 原胤昭 | |
10 | W.S.クラーク | |
11 | 内村鑑三 | |
12 | 新渡戸稲造 | |
13 | 福沢諭吉 | |
14 | 本多庸一 | |
15 | 映像で見る明治のキリスト教教育者 | |
16 | 講義の総括、定期試験 | |