名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限社会学入門秋A名古屋 21野尻 洋平AX1315

【授業情報】

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講義概要

 社会学は「社会とはなにか」という問いを出発点として、つねに「現在」と対峙しながら展開してきた学問である。「脱常識」「自明性を疑う」といった惹句で語られる社会学の学問的特徴は、みずからの生きている社会からみずからを引き離し、研究対象となる社会からいったん距離をとったうえで、その対象を理解するという営みに存在する。
 本講義では、社会学の歴史や基本的な分析ツール(理論と方法)をおさえたうえで、「社会とはなにか」という問いに答えるために必要となるおもなテーマ・領域を概観することで、現代の社会を社会学的な視点から捉える発想法・思考法を学ぶ。社会学のあつかうテーマは、家族、ジェンダー、社会階層、都市、消費、健康、宗教、グローバリゼーションなど多岐にわたるが、本講義ではこれらのうちのいくつかを取り上げ、受講生の社会学的な問いを拓いていく。



【学習到達目標】

・社会学の歴史を簡潔に説明できる。
・社会学の基礎概念を簡潔に説明できる。
・現代社会の諸問題について、社会学的な視点から捉えることができる。




履修上の注意

・講義中の私語は一切認めない。
・単位認定は、出席回数が総授業回数の3分の2以上であることを要件とし、これを満たさない場合は「不可」となる。
・遅刻は原則として「欠席」扱いとする。また、学生証を忘れた、あるいは紛失した場合も同様に「欠席」扱いとする。
・グループワーク、ペアワークを実施することがある。
・原則として毎回、コメントペーパーもしくは課題の提出をもとめる。
・小テスト(理解度確認テスト)を実施することがある。



【事前準備学習】

【事前学習】
毎日、新聞に目を通し、各回の講義テーマに関連する記事を切り抜いてストックすること(90分)。

【事後学習】
講義で学んだ概念や理論について、普段の生活のなかで応用し、知識の定着をはかること(90分)。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は使用しない。
参考書『社会学』 長谷川公一ほか 有斐閣 2007
参考文献は適宜、講義中に紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点(40%)、中間試験(30%)、最終試験(30%)による総合評価。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2社会学の歴史―近代化と社会学
3社会学の基礎概念(1)―規範と価値
4社会学の基礎概念(2)―社会的行為
5社会学の基礎概念(3)―役割と地位、集団
6インターネットとケータイの社会学
7相互行為とコミュニケーション(1)―演じる「私」
8相互行為とコミュニケーション(2)―「私探し」の社会的背景
9中間考察―1~7回を振り返り、理解度を確認する
10家族とライフコース(1)―家族の形態、近代家族
11家族とライフコース(2)―ライフコースと未婚化
12ジェンダーとセクシュアリティ(1)―セクシュアリティの多様性
13ジェンダーとセクシュアリティ(2)―公的/私的領域におけるジェンダー
14社会階層と不平等
15全体の総括
16定期試験期間