名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限化学春A名古屋 21長 昌史AX1335

【授業情報】

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講義概要

 化学とは、自然界の原子・分子・イオンなどの粒子によって構成される物質世界・生命世界を探求する学問です。私たちの身の周りの物質や食物、生体などすべてが化学の研究対象になります。この世界に存在する物質はいずれも原子を基本単位として形成されています。原子(元素)は周期表に記載された100種類ほどのものしか存在しませんが、その組み合わせ方や結合様式の違いによって、無数とも言えるほどの様々な物質が生み出されます。化学は、原子から多様な物質が形成される際の基本法則を与えると同時に、形成された物質がどのような性質を持つかについても説明を与えます。また、ある物質の内部で原子の組み換えが起こり、別の物質に変化することが化学反応です。化学反応は、燃焼や呼吸などの身近な現象であるばかりではなく、これまで存在しなかった未知の物質を新たに作り出す手段でもあります。したがって、私たちの生活をより豊かで便利にする新素材や高機能材料を生み出すためには、化学の知識が不可欠です。
 本講義では、化学の基礎を修得することを目的として、原子・分子の性質、水や空気や土など身の周りの物質の化学、燃焼など化学反応の性質、金属やプラスチックなど材料の化学、食品の化学、環境とエネルギーの化学について説明します。



【学習到達目標】

 今日の便利で豊かな暮らしを支えている材料や製品、さらに生体は、すべて化学物質でできています。たとえば、日々の生活に欠かすことのできなくなった携帯電話は、高分子化合物であるプラスチックの筐体、無機化合物である電子部品、液晶分子などで構成されており、それを作動させるための電気は電池内の化学反応によって生み出されています。また、石鹸やシャンプー、化粧品や整髪料などは、有機化合物や高分子化合物の水溶液です。このように身の回りの物事の多くが、化学の知識を基盤として成り立っていることを理解し、化学(科学)的な思考力を養いましょう。



履修上の注意

 授業には毎回出席すること。毎回、理解度を確認するための小テストを実施する。小テストはその日の講義内容から出題するので、講義の内容をよく聞いて、重要事項を記録すること。



【事前準備学習】

 特別な準備は必要ないが、身の回りの物質や洗剤や化粧品、日々口にする食品などにどのような化学物質が含まれているかについて、日ごろから関心を持ちましょう。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書プリント資料を配布します。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

定期試験50%、平常点50%
平常点は、授業態度と各回に実施する小テストにより評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1化学とはどんな学問か
2水の性質
3大気の化学
4大地の化学
5環境化学物質
6エネルギーの化学
7燃焼の化学
8溶液の化学
9接着の化学
10色の化学
11金属の性質
12プラスチックの性質
13レアメタルとは
14食品の化学
15発酵の化学
16定期試験期間