【講義概要】
文化人類学は、人類のさまざまな営みをとおして「人類とは何か」を考える学問である。本講義では、まず文化人類学の基礎を学び、続いて人間の社会、次いで経済を取り上げ、それらを文化人類学的にみる方法を学んでゆく。映像資料を活用し、わかりやすい講義を目指す。
【学習到達目標】
人類文化の複雑な状況を読み解くための、文化人類学的な思考力の基礎をつくることを目標とする。
【履修上の注意】
講義内容を理解するだけでなく、問題意識をもちそれを展開する積極的な態度を求める。
【事前準備学習】
指示された参考書を読むことが望まれる。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 『よくわかる文化人類学』 綾部恒雄、桑山敬己編 ミネルヴァ書房 2010年 |
指定図書 | 『よくわかる文化人類学 第2版』 綾部恒雄, 桑山敬己編 ミネルヴァ書房 2010.2 |
【評価方法】
平常点(40%)、期末試験(60%)により評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:講義内容・評価方法について | |
2 | 文化人類学の基礎(1):人類の来た道 | |
3 | 文化人類学の基礎(2):言語獲得と文化 | |
4 | 異文化に触れる(1):ドキュメンタリー観賞 | |
5 | 文化人類学の基礎(3):人種とはなにか | |
6 | 文化人類学の基礎(4):民族とはなにか | |
7 | 文化人類学の基礎(5):言語の盛衰と民族文化 | |
8 | 人類と社会(1):生殖と社会 | |
9 | 人類と社会(2):婚姻と社会 | |
10 | 人類と社会(3):親族の理論 | |
11 | 人類と社会(4):現代社会の性と生殖 | |
12 | 異文化に触れる(2):映画鑑賞 | |
13 | 人類と経済(1):交換 | |
14 | 人類と経済(2):市場経済と伝統経済 | |
15 | 人類と経済(3):贈与 | |
16 | 定期試験期間 | |