【講義概要】
皆さんは、法律（法）というと、小難しくて、自分には関係がないもの……と思うかもしれません。しかし、（小難しいかはさておき）実は法律というものは、皆さんの日常生活だけをみても、そのすべてといってもいいほどの色々な場面に関係しています。たとえば、今皆さんがこのシラバスを見ているという状況をとってみても、元をたどれば法律が関係してきます（大学との在学契約、スマートフォンやパソコンの購入や毎月の利用料の支払い……）。そうだとすれば、そうした法律について学ぶことは、実際の生活を送る上でも非常に重要で役立つことであるといえるでしょう。また、法律の勉強をしてみると、世の中が今までとは違った風に見えてくるかもしれません。
本講義では、皆さんの日常生活からいろいろなシーンを切り取って、それぞれのシーンで法律がどのようにかかわっているのかを勉強します。特に、どんな法律があるのか、その法律の仕組みや考え方はどうなっているのかということを中心に、また実際の生活で役立つお得な知識も交えつつ、説明をしていきます。これらを通して、法律が実は身近な存在であり、いかに重要なものであるかを理解してもらいたいと思います。
【学習到達目標】
• 日常生活の具体的な場面において、どのような法律が、どのようにかかわっているのかを理解すること。
• 日常生活にかかわる法律が定めているルールについて、その基本的な内容を理解すること。
• 法律一般について、基礎的な知識を身につけること。
• 日常生活を法律的な視点から眺め、考察できるようになること。
【履修上の注意】
• 履修のための条件等はありませんが、私語は厳禁です。私語をしている学生の方については、場合によっては単位を与 えないことがあります。
• 予習・復習は各自に委ねますが、特にこだわりがなければ復習を重視することを勧めます。
• 単に知識を覚えるのではなく、なぜそのようになっているのかということを意識するようにしてください。
• 授業はレジュメを配布して行う予定です。なお、教科書等については、初回の講義で説明します。
【事前準備学習】
• 日常生活で法律が関わってくるニュースや新聞記事に触れて、どのような問題があるのかを考えておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 教科書については、初回講義で説明します。
|
| 参考書 | 必要に応じて、授業中に説明します。 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
• 学期末試験を基礎に、授業中に複数回実施する小テストの成績を加味し、総合的に評価します。
• 学期末試験のみで合格点に達しない場合は、小テストの成績に応じて加点を行います。
※成績評価については、初回の講義で詳細な説明を行います。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | オリエンテーション：そもそも「法律」って？ | |
| 2 | 日常生活と法律：どんなシーン、どんな法律？ | |
| 3 | 契約に関する法律(1)：お店で物を買ったら | |
| 4 | 契約に関する法律(2)：一人暮らしをする | |
| 5 | 日常のトラブルと法律(1)：交通事故に遭ったら | |
| 6 | 日常のトラブルと法律(2)：買った物に欠陥があった | |
| 7 | 日常のトラブルと法律(3)：悪徳商法 | |
| 8 | 働くことに関する法律：アルバイトをする | |
| 9 | 家族と法律(1)：友達の結婚、離婚 | |
| 10 | 家族と法律(2)：相続ならぬ「争」続！？ | |
| 11 | 家族と法律(3)：高齢化社会と法 | |
| 12 | 経済活動と法律：会社って何者？ | |
| 13 | 紛争解決のための法律：訴えてやる！？ | |
| 14 | いろいろな法律：関係なさそうだけど、実は…？ | |
| 15 | 授業の総括 | |
| 16 | 定期試験期間 | |