名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限債権法各論1春A名古屋 23山岡 航LG3303

【授業情報】

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講義概要

 本講義では、民法第3編「債権」のうちの第2章「契約」の部分を取り扱います。一般に「契約法」と呼ばれている部分です。
 これまでの民法の勉強の中で、「契約」というものにはすでに何回も出会っているかと思います。だからこそ、皆さんは契約のことを「何となく、大事そう……」と思っているかもしれません。そうだとすれば、その通りです。私たちの日常生活をはじめとして、現代社会が動いていくためには、契約という制度が欠かせません。物を買う、電車に乗る、大学に通う……、これらはすべて契約です。このように契約が重要であるために、民法には契約についてのいろいろなルールが置かれています。そして、それらのルールは、変動する現代社会に対応するために、常に変化と隣り合わせにあります(もっとも、これは契約法に限ったことではありません)。
 本講義では、身近な事例を使いながら、契約法の内容を勉強していきます。特に、契約法のルールの内容や、その仕組み・考え方を中心に、できる限りわかりやすく説明を行います。具体的には、契約が発生してからなくなるまで=契約の一生を勉強し、次いで、契約の種類ごとの個別ルールを学習していきます。



【学習到達目標】

・ 契約法について、基本的な知識を習得すること。
• 契約法の定めるルールについて、その内容、仕組み、趣旨等を理解すること。
• 契約トラブルの簡単な事例について、契約法のルールを使って解決法を考えられるようになること。




履修上の注意

・ 授業には、必ず最新の六法を持参してください。授業外での学習の際も含め、常に条文を確認するようにしてください。
• 予習・復習は各自に委ねますが、特にこだわりがなければ、復習を優先することを勧めます。
• 単に知識を覚えるのではなく、なぜそうなっているのかを意識するようにしてください。
• 授業中は、私語は厳禁です。私語をしている学生の方には、単位を与えないことがあります。
• 授業はレジュメを配布して行う予定です。教科書等については、初回の講義で説明します。



【事前準備学習】

• 教科書や参考書の授業該当部分を読んでおいてください。もちろん、この時点で内容が理解できなくても問題はありませ  ん。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書については、初回講義で説明します。
参考書必要に応じて、授業中に説明します。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

• 学期末試験:100%
• 授業中に、複数回小テストを行います。小テストの成績は、学期末試験の成績に加味する場合があります。
  特に、学期末試験で合格点に達しない場合には、小テストの成績に応じて加点を行います。
  ※成績評価については、初回の授業で詳細な説明を行います。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション:契約法の全体像
2契約の一生(1):契約の成立
3契約の一生(2):契約の効力
4契約の一生(3):契約の解消
5売買(1):契約の成立と効力
6売買(2):売主の責任
7売買(3):売買法に関する民法改正
8贈与・交換:いろいろな「権利移転」
9賃貸借(1):賃貸借の成立・効力・終了
10賃貸借(2):賃貸借と第三者
11賃貸借(3):借地借家法など
12消費貸借・使用貸借:いろいろな「貸し借り」
13役務提供型契約(1):請負
14役務提供型契約(2):委任・雇用
15その他の契約/新種の契約
16定期試験期間