【講義概要】
原価計算は、工業簿記を用いる製造業において、経営管理者が企業戦略や計画および統制する際に有用な原価情報を提供するために行われる。
本講義では、原価計算の種類および原価計算による分析手法について学ぶ。
【学習到達目標】
工業簿記における原価計算の役割を理解する事ができる。
【履修上の注意】
工業簿記1・2、原価計算基礎論での基礎知識があることを前提に講義を展開する。
簿記や会計学に関心のない学生の履修を推奨しない。
【事前準備学習】
工業簿記の勘定科目や仕訳等の基礎知識の復習をすること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『最新段階式 日商簿記検定問題集3訂版 2級工業簿記』 実教出版企画開発部 実教出版 2017 |
参考書 | 『新版日商簿記 2級工業簿記テキスト』 蛭川幹夫他 実教出版 2012 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎講義時の課題30%、期末試験70%(教科書、自筆ノート持込み可)で評価する。
学則の規定を満たしていない者は失格とする。
私語や遅刻等、受講マナーの悪い学生は退出及び失格とする。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクションと実力確認テスト(原価計算基礎論レベル) | |
2 | 製造業の財務諸表(1) 年次決算と月次決算 | |
3 | 製造業の財務諸表(2) 製造原価報告書 | |
4 | 製造業の財務諸表(3) 損益計算書と貸借対照表 | |
5 | 標準原価計算(1) 意義と特徴 | |
6 | 標準原価計算(2) 原価標準と標準原価 | |
7 | 標準原価計算(3) 原価差異 | |
8 | 標準原価計算(4) 標準原価計算の財務諸表 | |
9 | 直接原価計算(1) 意義と特徴 | |
10 | 直接原価計算(2) 計算構造 | |
11 | 直接原価計算(3) 固定費調整 | |
12 | CVP分析(1) 意義と特徴 | |
13 | CVP分析(2) 計算構造 | |
14 | CVP分析(3) 安全余裕率 | |
15 | 工場会計の独立 | |
16 | 定期試験 | |