名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限民事訴訟法1春A名古屋 23渡邉 泰子LG3101

【授業情報】

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講義概要

 私人間の生活関係(経済生活・家族生活)から紛争が生じたとき、民法や商法などの実体私法は、それを解決するための規範として役立つ。民事訴訟とは、私人間の紛争を、実体私法を用いて強制的に処理する制度であり、その手続を規律するのが民事訴訟法である。この授業では、民事訴訟手続における訴えの提起から審理までの流れを中心に、手続の基本構造と民事訴訟法の基礎理論について、近時の判例や学説なども紹介しながら説明する。



【学習到達目標】

 民事訴訟手続の基本構造や民事訴訟法の専門用語を理解し、体系的な知識を修得することができる。



履修上の注意

 この民事訴訟法1では、民事訴訟手続(判決手続)を前半と後半に二分して、その前半部分を取り扱う。手続の後半部分については、秋学期に開講される民事訴訟法2で取り扱うため、民事訴訟手続の一連の流れについて理解を深めるためには、両科目を連続して履修することが望ましい。



【事前準備学習】

 事前学習として、授業テーマ記載の各項目について参考書を通読すること。
 事後学習として、講義内容をノートにまとめるなどして論点を把握し、レジュメ掲載の練習問題を解いて自己の理解度を確認すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『民事訴訟法〔第2版〕』 山本弘・長谷部由紀子・松下淳一 有斐閣 2013
講義は、配布レジュメを中心に進めることとする。各自六法を持参すること。
参考書初回講義時に参考書の選び方、読み方などを指示する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

学期末試験100%で評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス、民事紛争とその解決手続  訴訟と非訟、ADR(裁判外紛争解決手続)
2裁判所  裁判所の意義と構成、裁判権と管轄権
3裁判所  訴えの管轄裁判所、訴訟の移送
4当事者  当事者の意義、当事者の確定
5当事者  当事者能力、訴訟能力
6当事者  訴訟上の代理
7訴え  訴えの概念と訴訟提起の方式
8請求  訴訟物
9請求  申立事項と判決事項
10請求  一部請求
11訴訟要件  訴訟要件の概念、訴えの利益
12訴訟要件  当事者適格、訴訟担当
13訴え提起後の手続  訴状の審査、送達
14訴え提起・訴訟係属に伴う効果  重複訴訟の禁止、その他の効果
15審理手続総説  審理原則、期日と期間
16定期試験期間