【講義概要】
本講義は、独占禁止法を中心とする経済法について、その基本的な仕組みを理解するとともに、判例・審決例およびガイドラインの分析を通じて重要な論点を理解しやすいように解説する。
経済法を効率よく、しかも正確に理解できるように、次の2点を心がける。
第1に、現実の経済社会で遭遇する場面をイメージさせた上で、具体的に説明する。
第2に、公正取引委員会による法運用および多数説に沿って、標準的な解説を行う。
【学習到達目標】
経済法の基礎的な知識を定着させた上で、ビジネス法務で遭遇するであろう比較的単純な事例を、適切に処理する応用力を修得する。
【履修上の注意】
予習・復讐に努めるとともに、価格カルテル、入札談合、再販行為等の新聞記事にも関心をもち、独占禁止法をめぐる新しい動向にも目を向けてほしい。
【事前準備学習】
予習では、次回の授業範囲について教科書の該当ページを一通り読んでおくこと。復讐では、当日配布プリントに記載されている事項を教科書と条文に照らして再確認すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『経済法(理論とビジネス法務)』 服部 育生 泉文社 2015 詳細は第1回目授業で指示する。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 法目的および基礎概念 | |
2 | 古典的な理論構成 | |
3 | 行政指導および事業者団体 | |
4 | 入札談合および課徴金 | |
5 | 排除型私的独占 | |
6 | 支配型私的独占 | |
7 | 課徴金および独占的状態 | |
8 | 水型型企業結合 | |
9 | 垂直型・混合型企業結合 | |
10 | 取引拒絶 | |
11 | 差別対価および不当廉売 | |
12 | 抱き合わせ販売および排他条件付取引 | |
13 | 再販維持および拘束条件付取引 | |
14 | 優越的地位の濫用 | |
15 | 排除措置、損害賠償および差止め | |
16 | 定期試験 | |