【講義概要】
オペレーションとは、作業、作戦、演算などの種々の意味があるが、本講義で扱うオペレーションは、経営学における管理レベルとしての戦略的な意思決定や、生産全般における意思決定を対象としている。オペレーションマネジメントとは、投入物を産出物に変換することにより、製品やサービスの形で価値を生み出す一連の活動を管理することである。
本講義では主に、オペレーションマネジメントに含まれるサプライチェーンの仕組みの特徴や理論などを習得する。サプライチェーンとは、企業から供給される製品やサービスが顧客にわたるまでの活動のつながりのことである。その活動には、原材料の調達や製品の生産、在庫や物流など、製品やサービスが顧客にわたるまでのすべての活動が含まれる。
また、実際の企業での事例についても解説する。生産活動はいくつかの企業活動がかかわっており、全体最適を目的として複数の企業連携における仕組みが構築されているが、その仕組み作りの重要性や課題についても考えていく。
【学習到達目標】
・オペレーションマネジメントの構造を理解する。
・サプライチェーンの各供給活動の特徴を理解する。
・供給活動:在庫管理や生産計画など
・オペレーションマネジメントの課題について考える。
【履修上の注意】
・講義ではレポート課題もあるので、提出期限を守って提出すること。期限後の提出は認めません。
【事前準備学習】
・経営学の基礎的な内容について復習をしておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『オペレーションズマネジメント』 高桑宗右ヱ門 中央経済社 2015 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業態度(40%)、期末試験(60%)で評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション(オペレーションマネジメントとは) | |
2 | 物流・マテハン | |
3 | グローバルロジスティクス | |
4 | 需要予測 | |
5 | 在庫のマネジメント(在庫管理システム) | |
6 | 在庫のマネジメント(ジャストインタイム) | |
7 | サプライチェーンの理論(制約理論(TOC)・Bullwhip効果・在庫回転率 他) | |
8 | サプライチェーンのマネジメント(戦略的意思決定・SCOREモデル・立地コスト-数量分析・サプライヤ選択分析 他) | |
9 | サプライチェーンのマネジメント(ERP・ITの応用) | |
10 | モデリング・最適化(線形計画法・輸送問題) | |
11 | モデリング・最適化(線形計画法・積替問題 他) | |
12 | モデリング・最適化(巡回セールスマン問題(VRP) 他) | |
13 | モデリング・シミュレーション | |
14 | 環境のマネジメント | |
15 | 応用事例 | |
16 | 定期試験期間 | |